2024年11月22日( 金 )

アビスパ 強豪相手に完敗も…

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

avispa J1のアビスパ福岡は、3月12日にリーグ戦第3節浦和レッズとの対戦を、埼玉スタジアム2002で行った。Jリーグの発表では、来場者数は27,946人。

 結果は、2-0で敗れた。
 開始早々から、アビスパの守備陣の連携ミスを、レッズが見逃さずゴールを脅かした。そして18分にサイドのクロスからレッズのMFの興梠慎三選手のゴールで先制点を献上。51分には、レッズのカウンターアタックから再び興梠選手のゴールで2点目となった。
 アビスパもサイドからの崩しや、素早いカウンターアタックからの攻撃によりレッズのゴールに迫るも、レッズの守備陣に防がれた。後半、新加入のMFダニルソン選手を投入するも、レッズのゴールを割ることができず、2-0でタイムアップ。アビスパの今シーズン初勝利は、次節(4節)以降に持ち越された。

 試合後、井原正巳監督は「レッズの前線の5人のコンビネーションやサイドからの仕掛けをしっかり抑えていこうという流れで入ったが、自分たちの少し消極的なミスなどでゲームの入りが悪かった。前半は、失点ゼロでいこうとプランしていたが、失点して少しゲームが難しくなったのかなと思っている。選手たちは後半も含めて最後まで90分間、球際を含めて戦う姿勢を見せてくれた。全体的に力の差を痛感するゲームにはなったが、そこは我々がチームとしてこれから少しでも足りない部分を上げていくしかない」と総評している。

 優勝候補に挙げられているレッズ相手に、厳しい戦況であることは試合前から予想されていた。アビスパもJ1の戦いは、常に厳しい戦いであることは周知している。それでも、井原監督が述べているように、90分間ファイトするハードワークを実践し続けている。今後は、アビスパがJ1のパスワークやドリブル、球際などのテクニカルな部分と、スピードやランニングの量などフィジカルな部分をアジャストしていくことが課題であろう。

 次の第4節は、ジュビロ磐田との対戦(3月19日(土)、19:00 ヤマハスタジアム)。ジュビロ磐田は、アビスパと同じくJ2からの昇格・復帰組である。アビスパの進化したハードワークを期待したい。

【河原 清明】

 

関連キーワード

関連記事