福岡のヘソという立地を生かし、安全快適に楽しめる施設を目指す
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福岡KINGS 代表 野田 周治
重大事故やケガのリスクを減らす
スノーボードやスキーのジャンプ施設「福岡KINGS」を2010年から開設しています。もともと、スポーツ用品店のスノー事業部で10年以上販売とメンテナンスに携わり、06年に(株)AZAPを設立し、スノーボード用品の販売・メンテナンスを手がけてきました。
ウインタースポーツビジネスは冬が最繁忙期ですが、オフトレーニングビジネスがあれば、ボードやヘルメット、ブーツ等の関連商品が動くと考え、全国のオフトレーニング施設を視察させていただいた結果、神戸キングスがエアマットによるジャンプ施設を展開されていたので実際に利用させていただき、福岡で運営させていただくためのFC契約を結びました。施設運営は個人よりも、大手の傘下で行う方が、豊富な利用情報の共有や施設のアップデートに対するメリットがあります。
スキー・スノーボードジャンプは飛び出す瞬間の精度と空中姿勢、着地の3つを徹底的に鍛えることが、高い競技力につながります。雪山で高難度の技を練習することは、怪我などのリスクが高くなりますが、エアマットランディングであれば、反復してトレーニングすることが可能です。レイトライブカメラを設置して飛び出すフォームをチェックできるようにし、プロを目指すライダーにも複雑かつ難易度の高い技の完成に役立ててもらっています。初心者向けのレーンや平衡感覚を養うトランポリンを用意していますので、一般の方でも十分な練習を行ってシーズンが迎えられます。
メニューは1日を3つのセッションに分け、1セッションが男性は3,600円、女性は3,000円、18歳以下2,100円で、セッションをまたげば+1,000円。1カ月のフリーパスは2万600円~(男性)。何度も滑ることができるので、たいへんお得だと思います。
これからの競技を環境面で支援
このところ日本人選手の世界での活躍は、目覚ましいものがあります。世界選手権スロープスタイルで優勝した鬼塚雅プロは女子の注目株です。USオープンで見事に優勝、2014年11月に福岡KINGSで開催された「キングスオブキングス」でも優勝した角野友基プロは、世界中が注目するライダーです。
なぜ、ここまで日本人選手がトップでいられるのか―。やはりキングスを始めとしたオフトレーニング施設が全国各地にできて、ジャンプを練習する環境が充実してきたことがあると思います。
福岡KINGSにも、インストラクターとして指導にあたりながら、練習を続けプロを目指すスタッフがいます。彼らのためにも、ハード面のさらなる充実は必須で、夜間練習ができるようにナイター営業も行っております。マットへの散水は1日30トンの地下水を汲み上げて対応し、年々増え続けるユーザーさまのために、駐車場の拡張も計画しています。
女性のお客さまも増えてきておりますので、休憩所などを含め、さらに快適に練習できるように、コース以外の設備改善にも務めていきます。
まずは気軽に来られる施設にして興味をもっていただける人を増やし、それが実店舗にも波及していけばと考えています。そして、次々と良い選手が育っていけば、競技の裾野も広がっていくと思います。(談)※記事内容は2015年8月31日時点のもの
<INFORMATION>
福岡KINGS
代 表:野田 周治
所在地:福岡県飯塚市内住2066
設 立:2010年10月
TEL:0948-72-0319
URL:http://www.fukuoka-kings.com<プロフィール>
野田 周治(のだ しゅうじ)
1973年熊本県生まれ。九州産業大学卒業後、福岡のスポーツ用品店でスノー事業を担当。2006年に独立し、(株)AZAPを設立。10年に福岡キングスを開業し、スノーボードの練習場提供およびプロ選手の支援にあたる。関連キーワード
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