2024年12月23日( 月 )

礒山福岡商工会議所会頭誕生の裏に西シ銀・久保田会長の度量

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fukuokasyoukou 8月31日、福岡商工会議所部会長会議で次期会頭候補として礒山誠二氏を議員総会に推薦することが決定されたのは既報のことである。各新聞報道によれば「企業トップを経験しないで会頭に就いた初めてのケース」となっている。確かに礒山氏は西日本シティ銀行代表取締役副頭取である。そして福岡商工会議所には5人の副会頭がいるなかで一番の新参者という経緯の持ち主だ。西日本シティ銀行会長の本田氏が引退した後釜として副会頭に就任したのである。

 礒山氏本人は次期会頭候補の話が持ち上がった際に眠れない状態が続いた。「副会頭で一番の新参者が会頭を受けていいのだろうか?」と悶々した心境に陥った。また「我が銀行には上司として偉大な会長・頭取が存在している。下っ端の自分が会頭を引き受ける資格はないのではないか」と苦悶していた状況を目撃したという関係者もいる。その礒山新会頭候補の揺れ動く心を前に押し出したのは久保田勇夫会長の一言だったようだ。

 「礒山副頭取、気にするな!!福岡商工会議所会頭に就任できることは銀行にとって名誉なことだ。しっかり大役をこなしなさい」という祝辞をくれたとか。ここで礒山氏は迷いを一掃させて会頭職を引き受ける決断をしたようだ。あらためて久保田会長の度量の広さが証明されたひとこまであった。なお9月17日の臨時議員総会で正式に新会頭が決定される。

 

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