拡大するドローンスクール、屋内訓練校が福岡市南区にオープン

国交省認定機関が管理するドローン操縦士訓練校

DPA小林理事長（左）とDSJ福岡中央校・本村校舎長（右）

　9日、九州では3校目となる屋内型の産業用ドローン操縦士訓練校「ドローンスクールジャパン福岡中央校」（DSJ）が福岡市南区にオープンした。
　同校を運営する（株）アイトリート（福岡県大野城市、西山大介代表）は、国交省認定の（一社）ドローン操縦士協会（Drone Pilot Association、略称DPA）が管理する講習団体。同社は今年4月に九州初の福岡東校をオープン。西山氏によると、来年2月には福岡県大野城市に福岡南校のオープンを予定しているという。「ドローンスクールジャパン」は、DPA認定校の屋号であり、FC方式で全国に展開中。福岡中央校は全国で26番目となる。

ドローンを使用した空中からの記念撮影

　福岡中央校の開校式で、DPAの理事長を務める慶応義塾大学大学院の小林一郎特任教授は、来賓挨拶のなかで「慶応義塾大学で9月から日本初のドローン講座を湘南藤沢キャンパスで始めたが、280人の定員に対して560人の応募があった。ドローンへの関心の高さは目を見張るものがある」「マーケットの潜在需要は15兆円といわれているが、ドローンは、AI、ビッグデータ、IoTなどの入り口のツール」などとドローンへの期待感を語った。

　風（風速5ｍ以上）や雨などの天候条件に影響されない屋内型の訓練施設には、車の整備工場だった建物を利用。フライト経験10時間未満を対象とした「フライトコース」（税別・12万円）と、フライト経験10時間以上を対象とした「ビジネスコース」（税別・20万円）の訓練期間はそれぞれ2日間だが、希望に応じた訓練スケジュールが組める。初心者でもドローンの操縦ができる無料体験コースも用意されている。福岡中央校の本村敏弘校舎長は、「ドローンの楽しさことを伝え、さらに普及させていきたい」と抱負を語った。

【山下　康太】

＜INFORMATION＞
ドローンスクールジャパン福岡中央校
所在地：福岡市南区清水2-21-14
TEL：092-260-6531
E-mail：support@dsjfukuoka-c.com