2024年11月22日( 金 )

金隈産廃処分場 乗っ取り経営陣、事務所建物も乗っ取る

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 今年2月に発覚した福岡市博多区にある金隈産廃処分場の乗っ取り事件。処分場を運営する(株)和幸商会と(株)クリーン金隈の一部の役員が取締役や株主の了承を得ないまま、辞任届や取締役会議事録を偽造するなど違法行為により、乗っ取り行為が行われた。

 今回、明らかとなったのは乗っ取り経営陣(箭内伊和男氏、伊藤博之氏、柏田清光氏)が事務所として使用しているプレハブが他人名義のもので、所有者が再三にわたり使用禁止を通知しているにも関わらず、不法に占拠・使用していることだ。法人だけでなく、事務所建物も乗っ取られていた。

 金隈処分場内に設置されているプレハブ所有者は、一連の乗っ取り行為により被害を訴えている吉岡直之氏。当初、和幸商会との協業を理由に、吉岡氏が代表を務める別会社、三神エンバイロメントエネルギー(株)がプレハブを購入した。使用開始は昨年11月初めで、乗っ取り経営陣は吉岡氏に使用料を支払うと表明していたが、その後、一度も支払いがされることはなく、今年2月に一連の乗っ取り行為が発覚。裏切られた吉岡氏は、文書偽造を訴えるとともにプレハブを使用しないよう求めた。しかし、乗っ取りの3名、箭内・伊藤・柏田は悪びれることなく、その後もプレハブを事務所として使用している。吉岡氏は建物の使用禁止を再三通知しているが、回答すらないという。

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【東城 洋平】

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