2024年12月23日( 月 )

上町が初のコッコデショ~今年の長崎くんちの踊り町と出し物が発表

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nagasaki 長崎伝統芸能振興会は4月4日、秋の大祭「長崎くんち」に出演する踊り町と出し物を発表した。今年の踊り町は6町。今回は上町が初めて、人気の出し物「コッコデショ」を奉納する。

 上町は里くんちの1つ、矢上くんちにコッコデショを奉納している同市矢上町に長崎くんちの共同出演を提案した。コッコデショはもともと大阪府泉州堺の段尻が伝わったもので、櫓太鼓や座布団など長崎流のアレンジが施された。長崎くんちでは樺島町が奉納。子供4人の太鼓打ちを乗せた、みこしに似た太鼓山を36人の男たちが担ぎ、「コッコデショ」の掛け声で宙に放り上げる姿は豪快で、地元の人や観光客らの人気を集める。矢上町のコッコデショは寛永11年(1634年)に始まったとされ、350年の歴史がある。

 ほかの踊り町と出し物は▽筑後町・龍踊(じゃおどり)▽元船町・唐船祭(とうせんさい)▽今籠町・本踊(ほんおどり)▽鍛冶屋町・宝船(たからぶね)、七福神(しちふくじん)▽油屋町・川船(かわふね)。

 6月1日は稽古始めとなる小屋入りがあり、出演者らが清袚(きよはらい)で無事を祈願する。夏休みから本格的な練習が始まり、9月下旬ごろに終了。10月3日夜には各踊り町が町のシンボルである傘鉾をはじめ、出演者らの衣装や道具などを披露する庭見せがあり、翌4日の稽古の仕上がり具合を見せる人数揃(にぞろい)でリハーサルを行う。長崎くんちは10月7日から9日までの3日間。

 

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