被爆の実相に触れて~71回目の長崎原爆の日
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長崎は8月9日、71回目の原爆の日を迎えた。平和公園で開かれた平和祈念式典で田上富久長崎市長は、今年5月にオバマ米大統領が広島を訪問したことから「自分の目と、耳と、心で感じることの大切さ」を語り、各国首脳や世界中の人に広島と長崎を訪れて被爆の実相を知ってほしいと呼び掛けた。
厚生労働省によると、2016年3月末時点における被爆者の平均年齢は80.86歳。田上市長は「『被爆者のいない時代』を迎える時代が少しずつ近づいています」と、戦争や被爆体験の継承の重要性を強調。若い世代が戦争体験者や被爆者から体験談を聞き、彼らに代わって次の世代に語り継いでいこうと、「未来のために、過去に向き合う一歩を踏み出してみませんか」と呼び掛けた。
【平古場 豪】
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