若築建設、TOB成立で麻生が親会社に 今後も上場は維持

 16日、海洋土木の若築建設(株)(本社:東京都目黒区、登記上の本店:北九州市若松区)はACVEホールディングス(同)による同社株式の公開買付け(TOB)が成立したと発表した。

 ACVEホールディングスは、(株)麻生(福岡県飯塚市、麻生巌代表)の完全子会社であり、これにより麻生が若築建設の新たな親会社となる見込みだ。麻生は従来から同社株式42.63%を保有する筆頭株主だったが、今回の取得分を含めた議決権比率は50.67%となり、過半数を確保する。決済開始日の3月23日付で親会社が異動する。

 公開買付けは2月13日から3月13日まで実施され、応募株式数は119万1,063株。このうち107万1,300株が取得されることとなった。買付価格は1株4,455円で、応募株数が買付予定数の上限を上回ったため、あん分比例方式により取得株数が決定された。

 これにより、若築建設は麻生グループの連結下に入るかたちとなるが、同社によると、今回の親会社異動後も東京証券取引所プライム市場での上場は維持される見込みで、短期的な業績への影響は軽微としつつ、中長期的にはグループシナジーの発揮による企業価値向上を見込むとしている。

 麻生グループはセメント、医療、建設、流通など多角的な事業を展開しており、インフラ関連分野での連携強化が焦点となりそうだ。

【寺村朋輝】

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