「ゲホッゲホッ」。嫌味でやっているつもりは毛頭ない。普段タバコを喫わない筆者は、タバコの煙にどうしてもムセてしまうのだ。体が拒否反応を示しているともいえる。
国立がん研究センターは、受動喫煙による日本人の肺がんリスク評価をこれまでの「ほぼ確実」から「確実」にアップグレードさせた。評価の格付けは、「データ不十分」、「可能性あり」、「可能性大」、「確実」など、段階的にランク分けされており、今回の「確実」判定は無視できない結果である。同センターはこれに合わせて、受動喫煙のない人に比べて、受動喫煙のある人の肺がんリスクは約1.3倍になるとも発表しており、受動喫煙の対策強化への意識がますます強くなると考えられる。
同センターは「世界49カ国(2014年現在)で実施されている公共の場での屋内全面禁煙の法制化など、たばこ規制枠組条約で推奨されている受動喫煙防止策を、わが国おいても実施することが必要」と述べている。
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