ファッションの発信源目指す～熊本「COCOSA」27日オープン

　今月27日に熊本市の下通りアーケード内に開業する商業施設「COCOSA」について、24日に記者会見が行われた。会見では共同開発を担った（株）櫻井總本店の櫻井貴浩社長と（株）南栄開発の斉藤忠代社長らが挨拶や施設の説明等を行った。櫻井氏は「熊本震災後初の商業施設となる。中心市街地のおしゃれのランドマークとして、熊本の発展に寄与していきたい」と意気込みを語った。

　建物は地上8階、地下1階建構造で、地下にスーパーマーケット「COCOSA　B1」、1階～4階がファッションゾーン、5階には西部ガスのショールームや献血ルームが入る。施設の名称「COCOSA（＝ココサ）」は、熊本の民謡「あんたがたどこさ」に由来する。初年度の売上目標は60億円で、年間来館客数は400万人を見込む。

　同施設は14年に閉店した、ダイエー熊本下通店跡地に開業。30代女性をメインに、そのカップルや友人、ファミリー層をターゲットとする。入居テナント44店舗のうち、30店舗が熊本初、さらに３店舗は九州初の出店となり、ファッションにこだわりの強い熊本中心市街地の活性化を目指す。1階の通路は下通りアーケードから市役所まで突き抜けており、７時～23時まで通行可能。商店街周辺の利便性増加だけでなく、通行人が店頭で足を止めることによる客数増加にも期待できる。

　施設のオープンは27日（木）で、通常の営業時間11時より1時間早く繰り上げた10時から入店可能となる。

■施設概要
所在地：熊本市中央区下通1丁目3番
敷地面積：3,114m²
階数：地上8階、地下１階
店舗フロア延床面積：・1階～4階：ファッションゾーン（10,613m2）
　　　　　　　　　　・地下1階：フードストア（2,679m2）
　　　　　　　　　　・5階：サービスゾーン（1,690m2）
店舗数：47店舗
※九州初出店店舗：PELLETTERIA HITMAN&CO.（1階）、YUINO（3階）、Smartlabo.style（3階）

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