2024年11月25日( 月 )

ソフトバンク、新卒採用選考にAI活用

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 ソフトバンクは、新卒採用選考のエントリーシート評価にIBMのAIコンピュータシステム「IBM Watson(以下ワトソン)」を使用すると発表した。これによって、人事担当者はエントリーシートの選考に要する時間を75%削減できるとしている。
 ワトソンは、英語や日本語など通常の言語を用いた質問に回答する能力を持つ「質問応答システム」。2011年にはアメリカの人気クイズ番組に挑戦して賞金100万ドルを獲得した。

 ワトソンの機能のひとつであるNLC(自然言語分類。短文を与えると、その文章がどんなカテゴリにあたるかを判別して分類できる)を使用してエントリーシートの項目ごとに評価を提示し、一定基準を上回れば選考通過とする、というもの。選考担当者の労力を軽減する以外に、選考担当者ごとに起きる評価のブレを防ぎ、より公平な選考ができるとしている。

 とくに大量のエントリーシートが集中する大企業、人気企業にとっては福音となりそうだ。一方就職を希望する側としては、いずれ「ワトソン攻略法」といったエントリーシート作成指南サービスの登場は必至。就活の攻略対象が、試験官からAIになる日も近いのだろうか。

【深水 央】

 

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