2024年12月22日( 日 )

『すばらしき脊振の四季』写真展を終えて

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 福岡市の都心から、車なら約1時間で脊振の登山口にたどり着く。登山口は、福岡県側からや佐賀県側からなど、いろいろとある。また登山の方法も、登山口から目的地そして登山口に戻って来るピストン登山や、縦走するなどいろいろな方法がある。そこには脊振の魅力がたっぷり漂っていて、春夏秋冬、脊振の魅力はそれぞれである。

 そんな脊振の魅力を撮影し始めて20年あまり、世の中はフィルムカメラからデジタルカメラの時代へ。ここ5年でデジタルカメラも飛躍的に進歩し、フィルムカメラと遜色なくなってきた。現像が上がるまで撮影結果がわからないフィルムと違って、素早く映像を確認できるのはありがたいことだ。メモリーカードも高価であったものが、普及率が上がるとともに手軽に買えるようになり、記録容量も格段に上がってMB(メガバイト)からGB(ギガバイト)へ大容量となってきた。

 写真集『脊振讃歌』はポジフィルムで撮影したものだが、デジタルカメラで撮影した記録写真のストックが随分とできたので、写真展の開催を思い立った。それは、脊振の自然の魅力を1人でも多くの人に知ってもらいたいとの一念からだ。

 写真展は「脊振の自然を愛する会」で開催しようと、ダメもとで申し込んだ。福岡市美術館は改築前の最後の利用となっており、競争率も高かったが、早良区役所との共催もあってか当選通知が届いた。福岡市教育委員会、福岡県、糸島市、佐賀市、ほか各新聞社、放送局にも後援依頼をお願いした。会期は2016年5月31日から6月5日の1週間。6月1日の「写真の日」に合わせた。
 福岡市美術館に引き続き、ソニーストア福岡天神の2階ギャラリーで11月1日~8日まで秋・冬編、年が明けた今年5月15日~21日まで春・夏編を開催した。ソニーストアでは、会場が狭く写真の枚数が限られるので、ソニー側の意向で2回に分けての開催となった。ソニーストアで開催した理由は、私がお世話になった会社でもあり、場所が天神でかつ若くて明るい雰囲気があったからだ。ソニーストア会場の魅力は4K100インチと壁面の60インチモニター5台で映像のスライドショーが流せることである。写真パネルと映像が融合した、新しい写真展の方向性だと思う。

 福岡市美術館、ソニーストア2回の合計3回の写真展は少なからず、脊振の魅力の発信の場となったことは間違いない。
 Webクリエーターであり、大学の後輩でもあるK氏がつくってくれた写真のスライドショーは4K100インチテレビモニターの効果もあり、すばらしい映像となって来場いただいた方に感動を与えた。
 来場者は福岡市美術館で700人、ソニーストアの秋・冬編で200人、春・夏編で300人の合計1,300人であった。

 写真展に来場いただいた方々、協力していただいた早良区役所、ソニーストア福岡天神、手伝ってくれた『脊振の自然を愛する会』の会員の皆さん、西南学院ワンダーフォーゲル部の後輩たちに厚くお礼申し上げます。

2017年6月10日記
脊振の自然を愛する会 代表 池田友行

 

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