2024年12月22日( 日 )

大塚家具、博多リバレイン3階のみの営業へ

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 大塚家具は、大型複合商業施設「博多リバレインモール(福岡市博多区)」の4階から撤退し、10日から3階のみでの営業となった。大塚家具はリバレインにある福岡ショールームが九州唯一の販売拠点。2002年9月に出店し、3、4階部の計9,628m2で営業していたが、今後の売り場面積は約半分の5,000m2となる。

 売場面積の縮小に伴って改装した3階フロアではリビング・ダイニング・ベッドをメインで扱い、人気の高い輸入家具やモダン・ナチュラルなテイストのものを揃えた。売り場面積の縮小に伴い、和家具・クラシック家具の取り扱いを減らした。

 同社は16年8月の中期計画で約1万m2を標準としていた従来型大型店を絞り込み、3,000~7,000m2の新基準の店舗を展開していく方針を出していた。今年3月にも経営ビジョンとして、売場面積の縮小方針を挙げている。

 同社広報は今回の改装に対して「インターネットの普及によって店舗における『品揃え』の価値が低下し、大規模な売り場面積は必要ではなくなりました。今後は専門店・小型店による多店舗展開を強化していく方針です。今回の改装もその一環です」とコメントしている。

 方針発表後の大型店改装は福岡で4店舗目となる。これまで改装した東京・大阪などの3店舗は売り場面積は変えず、アウトレット売場などを新たに設けていたが、今回は売り場を縮小しての改装だった。

 

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