金隈産廃処分場で不可解な不動産取引判明
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福岡県嘉麻市の産廃処分場の火災が大きな話題となっている。6月の県議会でも、たび重なる行政指導を受けながらも、今回の火災まで適正化されなかったことが取り上げられていた。
ところ変わって、福岡市博多区金隈の産廃処分場でも廃油の不適切管理で行政指導が行われている。同処分場を運営するA社は過去に廃油をリサイクルする事業を行っていたが、その事業から撤退。当時、再利用のために回収していた廃油、ドラム缶にして約100本分が処分場に置かれたままになっており、通報を受けた福岡市が調査、廃油の存在を確認し、行政指導を行った。
福岡市はA社に処理計画を提出させ、改善に向けて進んでいる模様だが、同処分場の土地所有権をめぐり、不可解な取引が確認された。A社はB社に2015年4月に土地を売却。その後、購入したB社が、個人に2016年9月に転売。
ここまでは正常だったが、今年3月にB社が処分禁止仮処分を申し立てていることが判明した。なんらかの理由で、現所有者の個人から不動産を取り戻そうとしている模様。担保設定に関しても、通常の取引では考えにくい怪しい点が見受けられる。
【東城 洋平】
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