丸和運輸機関がAZ-COM交流会を開催。地場運送業者ら多数集まる
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6月21日、福岡市内にて一般社団法人AZ-COM丸和・支援ネットワーク第一回九州エリアパートナー企業研修交流会が行われた。
この会は、東証1部上場企業の物流会社(株)丸和運輸機関の子会社の(株)九州丸和ロジスティクス(以下、九州丸和)が声掛けを行い、九州沖縄の運送業者など39社61名が参加した。
物流企業がさまざまな困難に直面するなか「同音同響の経営」の精神で運送会社同士、お互いに助け合いながら乗り切りたいという考えを持つAZ-COMネット。同交流会は今年6月1日、まず、東京で開催され、21日は福岡で行われた。
AZ-COM丸和・支援ネットワークは昨年11月に一般社団法人に移行したことで、従来よりも信用が高まり、ネットワークが強化された。常用化による求貨求車のあっせん、燃料、車両、タイヤなどの共同購入、各種コスト見直し、支払いサイト短縮といったサービスを実施している。同会では、九州丸和の平野健治社長は「今後は会員企業の業績向上に貢献し、経常利益10%の達成と、価格革命による関連商品の市場価格50%割引の実現に向け、(会員企業と)今まで以上に使命感及び価値観を共有したい」と、会員企業の団結を求めた。具体的には、年会費の50倍のベネフィットの創造を目標に掲げ、将来的にはETCの共同組合を設置し、すべての会員が50%割引で使用できることを目指したい考えだ。当日はAZ-COMネットの車輌、包装資材、関連商材などのサプライヤー企業によるプレゼンテーションが行われ、研修会後、交流会が行われ、運送業者同士、サプライヤー企業との活発な意見情報交換がなされた。
会員拡大を目指す同ネットだが、充実したサービスを提供するためには会員拡大は必要不可欠。九州丸和の平野社長は、「今後、地方での勉強会及び説明会交流会を行い、一人でも多くの会員企業を増やしていきたい。現状は全国で約600社だが、将来的には3,000社を目指す。今後、会員数を増大することで、バイイング力を強化し、会員サービスを強化したい」と力強く語った。
【矢野 寛之】
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