一連の「働き方問題」「宅配便労働問題」の火付け役となったヤマト運輸の過重労働問題は、ついに書類送検に至った。
福岡労働局は20日、ヤマト運輸(株)と同社博多北支店に在籍していた幹部社員2名を労働基準法違反の疑いで書類送検した。
容疑は昨年6月16日~7月15日の間、同支店所属のドライバー2名に残業代約15万円を支払わず、またうち1人に月100時間を超える違法な残業をさせたとされる。
幹部社員2名については労働基準法32条(労働時間)と37条(時間外、休日および深夜の割増賃金)、法人としてのヤマト運輸は同121条第1項(両罰規定。この法律に違反した当人と、事業主の両方が罰則を適用される)に触れるとしている。
福岡労働局は、県内のほかの支店について捜査をしているかなどについては「コメントできない」としている。
【深水 央】
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