2024年11月22日( 金 )

ライジングゼファーフクオカ ホームで6連勝を!

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 BリーグB2のライジングゼファーフクオカ(以下ゼファー)は、9月30日のリーグ戦開幕から4連勝中。第1節はホーム福岡市民体育館にて群馬クレインサンダーズと対戦し、9月30日78-74、10月1日70-66で2連勝。第2節はアウェーで山形ワイヴァンズと対戦し、10月7日85-73、8日84-81の2連勝で好調さを発揮している。ゼファーは現在、西地区で首位につけている。

 開幕から4試合を終えたゼファーは、安定感ある戦いぶりが光っている。僅差の試合を制しているのが、その裏付けのひとつである。とくに8日の山形との試合は、終了直前で同点に追いつき、延長戦での勝利。「ホームの山形のブースターの熱い声援に圧倒されていましたが、ゼファーの選手は冷静にファイトしていました」と述べるゼファーのブースターのコメントが、その安定感を物語っている。ゼファーの小林大祐選手の試合後のコメントは、「山形の応援に後押しされた山形の選手たちの思いきりのいいプレーは素晴らしく、とても脅威でした。最後は我慢比べで経験の差をいかせたのかなと思います」というもの。ゼファーが試合ごとに進化していることがうかがえる。
 パワーと高さのある外国人選手に依存することなく、小林選手や山下泰弘選手を中心とした日本人選手が、規律を重んじたハードワークを実践していることが、チーム力を高めている要因である。どの試合もゼファーの選手は、感情的になって声を荒げる、レフリーにクレームをつけるなどの行為はほとんどない。ひとり一人が、身体はハードに頭と心はクールにして、試合に集中している。トレーニングから徹底していることが明確である。それは、河合竜児ヘッドコーチをはじめとしたコーチングおよびチームスタッフと、選手との円滑なコミュニケーションがあってのことだ。

 第3節は14日(土)、15日(日)ホーム(飯塚第1体育館)に金沢武士団を迎えての試合。ティップオフ(試合開始)は、14日18:00、15日14:00。金沢は、ゼファーと同じB3からの昇格で、昨シーズン最も苦戦したチームである。この節はゼファーにとってシーズンにおける試金石のひとつになるだろう。同節もタフな試合になることが予想されている。
 ここまでコンディションは上々のゼファー。強固なチームワークで選手全員のハードワークが発揮できれば6連勝できる。ブースターが一体となった熱い声援で、ゼファー勝利へのサポート態勢を作り上げてほしい。

【河原 清明】

 

関連キーワード

関連記事