【衆院選2017・長崎1区】希望・西岡が自民・冨岡を猛追、接戦の行方は?
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地元の厚い支持が拡大
きょう(22日)投開票の衆院選、長崎県最大の激戦区となった長崎1区は、希望の党公認の新人・西岡秀子氏(53)が、自民党公認の前職・冨岡勉氏(69)を猛追する展開に。21日、各候補は市内各地で有権者への最後の訴えを行った。
西岡氏は、長崎県内選出の国会議員に女性が1人もいない点を問題視。介護や子育て、年金・医療、地域コミュニティの復活には、女性の視点が必要と訴えた。一方、冨岡氏は、医師としての経験を有権者にアピール。政策面では、「科学技術の振興によって国、県、市を興す」と力を込める。
西岡氏を後押しするのは、長崎県知事を務めた祖父・西岡竹次郎氏、参院議長を務めた父・西岡武夫氏から受け継がれてきた地元の後援者。初めて選挙に出た昨年7月の参院選では、自民・金子原二郎氏に敗れたが、長崎市では、金子氏を約2万票上回った。今回の選挙戦では、14年7月の衆院選で冨岡氏に僅差で敗れた前職・高木義明氏(比例復活で当選)の支援も受け、祖父の代からの地盤をまとめつつ、無党派層への浸透を図った。
冨岡氏は、自民党支持層のほか、推薦を受ける公明党支持層をまとめて先行。このほか、共産党公認の新人・牧山隆氏(60)が、支持の拡大を図る。悪天候で投票率の低下が懸念されるなか、浮動票の行方がカギ。
【山下 康太】
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