訪日観光客による検索率上昇トップは福岡
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東京129%、大阪166%、福岡198%……。これは、2017年にアジア太平洋地域の訪日旅行者が旅行検索エンジン・KAYAK.co.jp上で検索した日本の都市の「検索上昇率」である。福岡は、東京・大阪という、いわゆるゴールデンルートに連なる巨大都市を上回る結果となった。今、海外からやってくる観光客の熱い視線が、福岡に集まっているのだ。
2016年、福岡空港・博多港から入国した外国人の数は250万人を突破して過去最高を記録。この年は熊本地震の発生で4~5月に入国外国人数が減少したというマイナス要因がありながらのこの実績であり、17年はさらなる増加が期待される。とくに九州へのクルーズ船寄港数は増加の一途をたどっている。年間寄港数は15年が576回、16年が814回に対し、17年は11月までですでに1,021回を数える。今日も博多港には数千人を収容するクルーズ船が着岸し、居並ぶ観光バスに乗り込んでは九州全域へと散っていく。
アジア各国からなら、クルーズ船を活用して飛行機より低コスト、かつ荷物の制限は少ない。一時の爆買いこそ影を潜めたものの、むしろ「買い物ツアー」のハードルは下がっているわけだ。現在福岡では、幅広い業種でインバウンド需要を受け止めるための事業展開が進んでいる。今回の調査結果をみると、今後も訪日外客の福岡に対する興味・関心は高まっていくことが推察される。20年の東京オリンピックというピークに向かって、ビジネスチャンスはまだまだ眠っているのではないだろうか。
【深水 央】
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