2024年12月25日( 水 )

東福岡高校に学ぶマネジメント力~OB100人の言葉から見えてくるもの

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 冬のスポーツの高校王者として君臨する東福岡高校(所在地:福岡市博多区)。今年も、高校日本代表・全国最多11人を擁して連覇を狙うラグビー部と、部員数300人超、「赤い彗星」の異名をとるサッカー部が全国の舞台で大暴れする。ラグビー部は優勝候補筆頭、サッカー部も優勝候補として名を連ねており、両部ともに優勝すれば史上初の同日2冠となる(1月8日に決勝予定)。2015、16年と連覇を成し遂げたバレーボール部も春高バレーに出場する予定で、いまや「ヒガシ」は福岡の顔として全国区の学校になった。

 運動部ではほかに、ボクシング部や野球部なども強豪として知られている。少子化の影響で、県内だけでなく全国的にも男子校数が減少を続けるなか、東福岡高校は男子校らしい「たくましさ」を存分に発揮することで存在感を高めている。全国的知名度では、福岡市内「御三家」県立高校を凌駕するという声もきかれるほどだ。
 ヒガシのたくましさは、スポーツ分野だけにとどまらない。1999年に附属中学校を開設して中高一貫教育にのりだすと、特進英数コースと中高一貫生が競うように実績を上げ、いまでは九州大学に毎年20人以上を送り込むまでに合格実績を伸ばしてきた。現役合格率も96%と、保護者からの信頼も厚い。

 データ・マックスから来春発刊予定の『東福岡高校OB100人~東福岡高校に学ぶマネジメント力』(仮題)では、多方面で活躍する東福岡OB100人に取材を敢行。高校時代を振り返っていただくとともに、社会に出てからもそれぞれの生き方に影響を及ぼす「ヒガシの魂」に肉薄した。「なぜ東福岡高校の卒業生は伸びるのか」、同校教育の真髄を紐解くなかで、企業経営に欠かせないマネジメント力向上のヒントが見えてくるはずだ。

 

関連キーワード

関連記事