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気象庁は30日午後2時38分、宮城・山形両県にまたがる蔵王山に「小規模な噴火の可能性がある」として火口周辺警報を発令し、噴火警戒レベルを2（火口周辺への立入規制など）に引き上げた。蔵王山で火山性微動が28日に1回、30日に2回観測され、傾斜計に隆起する地殻変動がとらえられたため。
気象庁では、火口と想定される馬の背カルデラ地域から1.2kmの範囲では噴火にともなう噴石に警戒し、危険地域には立ち入らないように呼び掛けている。
また、気象庁の担当者は、今回の蔵王山と23日に噴火して犠牲者が出た草津白根山の火山活動とは「関連はない」としている。
【深水 央】
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