2024年10月08日( 火 )

日経平均株価大幅下落、前日比▲1,071円84銭~九州地銀8行も下落

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 5日(日本時間6日午前6時)ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日比▲1,175.21ドルの2万4,345ドル75セント大きく値を下げて取引を終えた。

 先週の終値から一時、1,500ドル以上急落し、2万4,000ドル台も割り込んだ。これは取引時間中や終値も含めて史上最大の下げ幅。終値の下げ幅も過去最大となったが、2営業日の下げは1,800ドルを超えており、2008年のいわゆるリーマン・ショックの再来を思い起こすような、まさにブラックマンデーとなった。

 その流れを引き継ぎ東京市場の日経平均株価は、寄り付きから大きく値を下げて取引が始まり、前場の終値は、前日比▲1,194円21銭の2万1,487円87銭と大幅に続落。

 後場に入ると下げ幅は一時1,600円を超え、約3カ月ぶりに2万2,000円を割り込んだ。しかし後半に入りやや落ち着きを取り戻し、結局終値は前日比▲1,071円84銭の2万1,610円24銭で今日の取引を終えた。前日比4.73%の下げは過去最高となり、出来高も315万株と前日比約67%増となっており、株価下落に対する投資家の心理は複雑だったようだ。

 その流れを受けて【表3】の通り、九州地銀8行(FG・FH含む)の株価も全銘柄で大きく値を下げた。とくに大きく下げたのは西日本FHで前日比▲150円(▲10.0%)の1,351円。続けて十八銀行で▲21円(▲6.9%)の283円。九州FG▲35円(▲53%)の625円。佐賀銀行▲149円(▲5.6%)で2,497円が目に付く。

 ただ、九州地銀の株価は大きく下げたものの、後半買戻しも入っていた。はたして明日以降、日経平均株価および九州地銀の株価は値を戻す動きが見えるのだろうか。まずはダウ平均株価の動向次第といえそうだ。

【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

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