NetIB-Newsでは、日本ビジネスインテリジェンス協会理事長・中川十郎氏の「BIS論壇」を掲載している。
今回は2月13日の記事を紹介する。
2月12日、衆議院第一議員会館地下大会議室でBIS(日本ビジネスインテリジェンス協会)35周年記念第197回情報研究会を開催した。この会場は筆者の鹿児島ラ・サール高校同窓の川内博史衆議院議員および秘書の荻野あおいさんのご尽力でご提供いただいたものである。ここに深甚の謝意を表する次第だ。
今回は国連認証DEVNET International(明川文保・世界総裁)の協力もあり、久しぶりに100名を突破する120名が参加した。各分野のエキスパートによる講師陣も充実し、5時間半に及ぶ専門的かつ誠に有益な講演だった。大学院博士課程の講義にも匹敵する水準で、参加者の好評を博し、参加者から感謝のメールが殺到している。
35年前の1992年2月12日、「日本競争情報専門家協会」(93年に「日本ビジネスインテリジェンス協会」(BIS)に名称変更)創立記念国際大会を虎ノ門ANA全日空ホテルで開催。米国競争情報専門家協会(SCIP)、在日米国商工会議所などの支援も得て、国内外の情報専門家300名が参加。海外からは米国、豪州、ヨーロッパからフランス、スウェーデン、さらにロシアからも情報、諜報専門家が参加。日経新聞でも報道された。
この創立総会で、開催国である日本側を代表し、故小野田寛郎・元陸軍情報将校とともに開会のご挨拶をいただいたのが、中松義郎(ドクター・中松)工学・医学・法学博士である。以来35年間、米国出張時を除き、ほとんど毎回、ご参加いただき、BISを代表し開会ご挨拶をいただいている。
ドクター・中松氏は発明王エジソンを抜き、有名なフロッピーディスクなど3,000件以上の特許を保有。97歳の現在も毎年5~6件の特許を登録。世界最大の特許保有者だ。米ハーバード大のノーベル賞受賞者が設立したイグノーベル賞第1回受賞者としても有名だ。
87年10月のある日、筆者が会社近くのロックフェラーセンターにあるイタリアンレストランでランチを終え、会社への帰路についていた際、交差点でメモを片手に建物を探している日本女性に出会った。初めてのニューヨーク訪問だという。行先はロックフェラーセンターにある日本の放送局の事務所だという。それならば、とその事務所までご案内した。帰り際、その女性が「自分はドクター・中松の秘書です。世界発明展の関係でNYを訪問しています。差し支えなければ名刺をいただけますか」とのことで、「自分は日本の総合商社NY駐在員です。お手伝いすることがあれば、いつでもご連絡ください」といって名刺をお渡しした。 夕方近くになり、その秘書の方から、「今夜お暇ならドクター・中松が夕食にご招待したいと言っています。ぜひお越しください」と電話があった。
めったに行けないマンハッタンでも超一流のクラブでの夕食を満喫させてもらった。
これがその後、39年にわたり個人的にもご指導いただき、BIS特別名誉顧問として35年間ご指導をいただいているドクター・中松と筆者の人生の忘れ得ぬ出会いである。
<プロフィール>
中川十郎(なかがわ・ じゅうろう)
鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)。








