がんの生存率上昇、10年後に生きている確率は55.5%
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国立がん研究センター
国立がん研究センターは2月28日、がん患者が5年後または10年後に生きている確率(相対生存率)を発表した。
10年後生存率は昨年比で1.3ポイント増となる55.5%。部位別の生存率では前立腺がんが92.4%と最も高く、甲状腺がん86.0%、乳がん82.8%、子宮体がん79.0%と続く。逆に最も生存率が低かったのは、すい臓がんの5.0%。
一方、5年後生存率は67.6%。1997年の62.0%から改善傾向にある。部位別で90%以上は、前立腺がん100%、乳がん93.5%、甲状腺がん92.1%。すい臓がんは5年後の生存率も9.3%で最も低かった。
相対生存率は、がん以外の死因による死亡を考慮して調整したもの。10年後生存率は、2001年か04年に診断治療を行った20施設5万7,147症例から算出。5年後生存率は、07年から09年に診断治療を行った32施設13万2,869症例から算出した。
【山下 康太】
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