【倒産】(株)片岡製作所(京都市南区) レーザー加工装置製造

民事再生法適用申請
負債総額116億7,341万円

 同社は7月25日、京都地方裁判所へ民事再生法の適用を申請した。

 申請代理人は野崎隆史弁護士(京都総合法律事務所、京都市中京区河原町二条南西角、電話075-256-2560)。

 監督委員には河本茂行弁護士(河本総合法律事務所、京都市中京区烏丸通三条下ル、電話075-231-3101)が選任された。

 同社はレーザー技術を中核にさまざまな産業分野における製造設備の開発・設計・製造を手がけ、主にレーザー加工機と二次電池検査システムで事業を展開、アジア、アメリカ、欧州に現地法人を開設し、2018年1月期の売上高は110億3,165万円を計上していた。

 しかし、新型コロナウイルス禍でエンドユーザーの設備投資が減少し売上が低下、25年4月には海外企業からの入金が遅れ資金繰りが緊迫し、資金ショートが発生していた。バンクミーティングを5月28日に開催し支援を要請したが協議は難航し、今回の措置となった。現在も営業を継続しており、民事再生手続きのなかでスポンサーを募る方針。

 負債総額は116億7,341万円(2025年1月末時点)。

業種 レーザー加工装置製造
企業名称 (株)片岡製作所
所在地 京都市南区久世築山町140
設立 1968年11月
資本金 4億8,570万円

関連記事