RIZAP、J1湘南ベルマーレの株式を取得し経営参画へ 両社交渉を認める
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RIZAP(株)(本社:東京都新宿区、瀬戸健社長)が、JリーグJ1に所属する湘南ベルマーレの株式を取得して経営に参画する。4日、取材に応じた両社担当者が交渉の事実を認めた。
湘南ベルマーレは、東京に本社を置くゼネコン・フジタの不動産部門、藤和不動産(現:三菱地所レジデンス)のサッカー部として1968年に発足。Jリーグの前身である日本サッカーリーグでは3回の優勝を誇った。92年にJリーグ準会員となり、94年からJリーグに参入。2000年シーズンからはJ2での雌伏の時期を過ごしたものの、10年にJ1復帰。翌シーズンは降格の憂き目を見たが、12年に就任した曺貴裁(チョウ・キジェ)監督のもと、攻守にわたってアグレッシブに走り続ける「全員サッカー」を追求する強力なチームへと変貌した。
元日本代表・中田英寿氏がプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせたクラブとしても知られ、中田氏とは現在もオフィシャルパートナーとして関係を保っている。RIZAPの広報担当者によると、今回の資本提携は湘南ベルマーレ側の申し出でスタートしたという。毎年のように遠藤航(浦和)、永木亮太、三竿雄斗(ともに鹿島)ら有力選手を引き抜かれ、J1とJ2を行き来するクラブ状態になっていることを苦慮したフロントのトップ営業が実を結んだ、ということだろうか。また、湘南の選手たちのフィジカル面でのサポートにもRIZAPの協力を仰ぐという。RIZAP側としても、ボクシングの村田諒太など、プロアスリートへのサポートを拡充していくなか、これまで手薄だったサッカーに進出するきっかけともなる。
選手育成に長け、クラブで成長して日本代表の座をつかむ選手を数多く輩出している湘南。RIZAPの資金力をバックに、成長した選手を引き抜かれることなく、強豪となることができるだろうか。
6日、RIZAPは都内で記者会見を行い、詳細を発表するという。【深水 央】
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