脊振山系では春、4月初め頃からツクシショウジョウバカマが咲き始めます。
茎が10cmから15cmほどで穂先にたくさんの花を付けています。白い花がほとんどですが、時々ピンク色の花も見かけます。
筑紫とついたのは九州に自生しているからツクシ(筑紫)ショウジョウバカマと名付けられたのです。
ショウジョウ(猩々)とは中国の空想上の動物で猿に似て大酒飲みだと解説書にはあります。きっとオランウータンみたいな動物なのでしょう。
葉は茎の根元が細くロゼット状に長く伸びています、この葉のかたちを袴にみたてて名前がつけられたようです。
冬の間、葉は紅葉していますが暖かくなると緑に変わってきます。脊振山系ではたくさんのツクシショウジョバカマが群生している場所があります。高度が高くなるにつれて背丈も低くなり花の数も少なくなっています。
この花の特徴は、開花が終わると茎がぐんぐん伸びて3倍から5倍ほどの高さになり、種をできるだけ遠くへ飛ばそうとするところです。生存競争に生き残ろうと必死な姿が植物研究の良い対象になっているようです。
杉林とうまく共生しているようで、杉林の中に群生を見ることができます。木漏れ日や日あたりを好む花のようで、ほんのりとした香りもあります。
今年は7年ぶりに群生地に撮影に行きました。1度目は開花状況の視察、2度目は撮影機材を背負っての山歩きでした。私が来るのを待ってくれていたかのようにたくさんの花が咲いていました。
2018年4月17日記
池田 友行

開花準備中のツクシショウジョウバカマ

見ごろのツクシショウジョウバカマ

開花が終わると茎がグングン伸びる
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