【緊急取材・第2弾】日大・田中理事長体制に、大学職員から怨嗟の声
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既報の通り、強権・恐怖政治を敷く日本大学・田中英壽理事長。大学関係者は、悪質タックルを行った学生が所属するスポーツ科学部の新設について、田中理事長の「わがまま」が大きく影響したと証言する。
「2016年に、危機管理学部・スポーツ科学部が新設されましたが、これは生物資源科学部(旧・農獣医学部)が藤沢キャンパスに移転したあとの土地活用として始まったプロジェクトです。安易な学部名でわかるように、これは田中理事長の『早稲田大学に並びたい』という強い意向で始まったものです」(大学関係者)
スポーツ科学部と同居する危機管理学部については、「土地が余っていたための、おまけ」(同)というから身もふたもない。田中理事長の思い付きと鶴の一声で始まったプロジェクトだったため、当初から教員が不足するなどの問題を抱えていたという。
英語の授業にいたっては、非常勤講師を雇い止めした後に外部の英語塾(ウエストゲイト社)に授業を委託している。文部科学省からの指導を恐れて、英語の授業中は専任教員が教室の後ろに立つといういびつな授業スタイルだが、はたしてこれが大学の授業といえるのか。約80億円の私学助成金を受け取る資格があるのか、疑問符がつく。「前任の理事長までは、学術分野は総長が担当して理事長は口を出さないという暗黙の了解がありました。しかし、田中理事長は自身の思い付きで学内のあちこちに手を突っ込むため、職員は戦々恐々としています」(同)
悪質タックル問題をきっかけに、田中理事長体制に対する不満が噴き出し始めている。
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