2024年11月29日( 金 )

国内農家の人手不足解消へ、外国人実習生を派遣

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 農業専門の人材サービスを提供する(株)アグリメディア(本社:東京都新宿区、諸藤貴志社長)は30日、技能実習生を派遣するモンゴル・MUGEN社と連携を開始すると発表した。

 同サービスは、子会社で農業における課題、非効率に対しての情報インフラ・プラットフォームを構築する(株)アグリ・コミュニティを通じて、人手不足に悩む国内農家向けに、日本の農業を学びたい外国人を技能実習生として派遣するというもの。
 同社は2016年から、現地派遣業のカンボジア・GALA社と連携し、事業を開始。技能実習生の受け入れ意思がある国内農家をデータベース化。同社が提供する、農業に特化した求人サービス「あぐりナビ」との連動で、農家の要望と実習生の希望をマッチングさせる派遣業務を手がけている。

 「あぐりナビ」は会員数約3万人、取引先農家は約4,000件に達しており、そのネットワークを生かし、人材確保の方法の1つとして外国人実習生の活用を提案しており、昨年はカンボジア人75人、ベトナム人7人を国内農家に派遣した。

 今回、MUGEN社との連携で、モンゴル人の実習生を派遣できるようになり「モンゴルは畜産業が盛んで、きれい好きで責任感が強い人が多く、国内農家からの要望が強い」といい、「今年度は技術実習生の派遣数を160人まで拡大させることを目指す」としている。

 

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