企業主導のビッグイベント~メガスーパーカーが魅せた夢と希望
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筆者は正直車に興味がない。「走れば何でもいい」と思っている。
そんな筆者でも、「メガスーパーカーモーターショー2018in熊本(主催:芝浦グループホールディングス(株))」に足を運ぶと“ワクワク”することができた。純粋にその空間を楽しむことができたのだ。未来を担う子どもたちに笑顔を
主催の芝浦グループホールディングス(株)代表取締役会長兼CEO新地哲己氏は、イベント初日の挨拶で「北九州で開催されたモーターショーでランボルギーニ・カウンタックを見て、『将来こういう車に乗れる人間になりたい』と子供心に思いました。私たちが掲げるテーマは『子供たちに夢を』です。くわえて、今回のイベントには熊本地震の復興事業に貢献したいという思いもあります。日本はもちろん、世界的に見ても滅多に目にすることのできない車両ばかりです。一人でも多くの方に楽しんでいただければ幸いです。また、私たちは、建設、不動産、ホテル、そして車と、多岐に渡って事業を展開しております。私たちがどのような企業なのか、熊本のみなさまに知っていただける機会にもなればと考えています」と話した。
今回のイベント開催に際しては、熊本県内すべての小学生へ無料招待チケットの配布が実施された。配布されたのは、通常2,000円の当日券、約9万8,000枚――金額にして、約1億9,600万円が熊本への復興支援として寄付された形だ。もちろん、復興支援はこれだけにとどまらない。
イベント会場となったグランメッセ熊本の屋外では、被災した自営業者を対象に無料出展ブースを用意。しかも、売上はすべて出展者の収益とするというから驚きだ。初日の5月25日(金)は朝から親子連れの姿も目立った。屋内に設置された、車玩具でお馴染みの「トミカ」のレースサーキットをはじめ、イベントの目玉となる4億円超のメガスーパーカー「ブガッティシロン」に、大人も子どもも目を輝かせていたのが印象的だった。
演出で魅せる
先述の通り、筆者は車に興味やこだわりがない。それでも今回のイベントを楽しめたのは、マイクパフォーマンスや映像・音楽を使った演出がおもしろかったからだ。一言でいえば、来場者を“飽きさせない工夫”がなされていた。ブガッティシロンのエンジン音を耳にした時には、筆者でさえ車に見入ったし、ダンスパフォーマンスがはじまると他の“カメラ小僧”たちと一緒になって夢中でシャッターを切った。
一企業でやれることには限界がある。しかし、規模の大小に関わらず、社会貢献活動を通じて、あるいはイベントを通じて、次世代に繋いでいけるものはある。次回は福岡で開催となる「メガスーパーカーモーターショー2019inマリメッセ福岡」。福岡の子どもたちにとって、夢や希望を持つ機会になることが期待される。
【代 源太朗】
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