KPG「i+Land nagasaki」公営リゾート民営化で生まれる「地方創生」(中)
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日本全国で多様性に富んだ各種事業を展開するカトープレジャーグループ(KPG)が、「地方創生」という大きなテーマのもと、今年4月1日に第1期のリノベーションを遂げたエンターテインメントリゾート「i+Land nagasaki」(アイランド ナガサキ)。同社の「トータルプロデュース」が長崎の地で具現化した姿を報告する。
「アイランドナガサキ」としての再出発に際し、プロジェクトリーダーを務める加藤宏明取締役本部長にインタビューした。
客室数は約2倍に
――当初の予定からコテージタイプの宿泊施設に変更したのは。
加藤宏明取締役本部長(以下、加藤) 新しい宿泊施設として、当初は、コンテナを利用したものを考えていましたが、「お客さまにとって快適なものをつくる」というコンセプトのもと、さまざまな検証を重ね、木造ロッジタイプのほうが客室の快適性やデザイン性などでお客さまにとっても付加価値の高い、より良いものがつくれると考えてプランをブラッシュアップいたしました。
――よりパワーアップしたといえますね。
加藤 そうですね。コンテナも面白いコンテンツではありますが、どうしても客室の広さに制限がでてしまいます。現在、7月18日オープン予定の新エリアで建造中のロッジは、当初のプランよりも客室が広くなっており、カップルやファミリーなどさまざまなお客さまにご利用いただける「テラスロッジ」、お子さまに合わせたデザインの「キッズロッジ」、ペットと一緒に宿泊できる「バークロッジ」など多様性をもっています。敷地内には、バーベキューレストランや大型ドッグランなどもオープンいたしますのでソフト面での楽しみ方は増えていると思います。客室数は、ロッジエリア120室が加わり、約2倍の223室になります。
――既存施設はどのように強化されましたか。
加藤 今までお越しいただいていたお客さまに、より快適にお過ごしいただけるように、既存施設もリノベーションによって快適性を強化いたしました。
お客さまが長く滞在される空間をなるべく、新しく快適なものにしていきたいという思いで、客室に大きなテラスを設けるなどのリノベーション、レストランを一新したり、小さなお子さまに楽しんでいただく「キッズパーク」を新設しました。また、以前テニスコートやコテージがあった約3,800坪を芝生広場にし、リゾート感を増すほか、各種イベントでご利用いただけるようリニューアルいたしました。
客室に関しては、今までは基本的に4~6名さまに対応していましたが、これまでのデータで、ご利用の半数近くが、カップルやご友人のご利用であったということで、「ナギホテル」(全23室)は全室ツインタイプにいたしました。海を望むバルコニーは奥行が3.5mあり、全室ハンモックを設置しています。また、一部の客室はシティホテルのラグジュアリールームに匹敵する50m2以上の広さで、ラグジュアリー感を味わいながらご滞在いただけると思います。
また、「カゼホテル」(全30室)は、ご家族連れや三世代のお客さまに対応した4名タイプのお部屋を用意しており、グループでもゆっくりご滞在していただけると思います。
(つづく)
【山下 康太】<INFORMATION>
i+Land nagasaki
所在地:長崎市伊王島町1-3277-7
TEL:095-898-2202
URL:https://www.islandnagasaki.jp関連キーワード
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