東芝、大牟田市でバイオマス発電所新設へ
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(株)東芝(本社:東京都港区、綱川智社長)は11月27日、約200億円を投資して福岡県大牟田市でバイオマス発電所を新設すると発表した。2019年秋に着工し、22年春の稼働開始を見込んでいる。
新設されるバイオマス発電所は、パームヤシ殻を燃料とする出力2.2万kWのバイオマス発電設備を新たに2基建設する予定で、合計出力は4.4万kW。東芝の連結子会社の東芝エネルギーシステムズ(株)(ESS)(本社:神奈川県川崎市)が土地を取得し、ESS傘下で発電事業の運営を行う(株)シグマパワー有明(SPAC)(本社:東京都港区)が運営を行う。大牟田市では、すでにSPACがバイオマス発電所「三川発電所」(出力5万kW)を有しており、新たな発電所は三川発電所の隣接地に建設される。
東芝では11月8日に「東芝Nextプラン」を公表し、今後の成長が見込まれる分野への投資を行っていくとしていた。今回のバイオマス発電所新設の決定は、その一環として、再生可能エネルギー発電事業の強化を目的としたもの。今後、同社グループでは、再生可能エネルギー事業者としての規模拡大とともに、電力市場全体の供給安定化を実現する統合アグリゲータサービス事業の展開を目指していくとしている。
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