福岡県知事選の進退、小川知事「早い時期に決めたい」

　小川洋福岡県知事は10日、福岡県議会で来年4月に行われる福岡県知事選の進退について公明党県議団の代表質問（田中正勝県議）で問われ、「できる限り早い時期に決めたい」と述べるに留めた。

　小川知事は、2011年4月の福岡県知事選で初当選し、2期目。これまでの任期の振り返りについては、各分野で進展が見られたとする一方、豪雨災害の復旧などスピード感をもって取り組むべき課題があるとコメント。3期目を目指す意欲をのぞかせた。

　知事選の進退について、知事の与党で最大会派である自民党以外から問われるのは異例。自民党は前回選挙で小川氏を推したが、一部で対抗馬を擁立する動きがあり、いまだ態度を決めかねている。7日に行われた自民党県議団の代表質問（吉松源昭県議）では知事選に触れず、宿泊税問題や県職員の不祥事、空港運営会社への出資などに関する知事の政治姿勢を問い質した。