新日本スーパーマーケット同盟、当面は仕入先との条件見直しの予定なし

　26日、地域密着型の独立系食品流通企業のリテールパートナーズ（本社：山口県防府市）は、アークス（本社：北海道札幌市）、バローホールディングス（本社：岐阜県多治見市）との3社間による資本業務提携について、山口市内のホテルで記者会見を開いた。

　3社は「新日本スーパーマーケット同盟」をスローガンに戦略的な資本業務提携を行うことを25日付のそれぞれの取締役会で決議し、既存領域の強化および次世代にむけた取り組みについて業務提携することに合意している。
また、3社による戦略的な提携関係を確実なものとし、長期的な企業価値の向上を追求するため、それぞれ約32億円分の株式を3社間で相互にもち合い、1社あたり他2社の株式を合計約64億円で取得する。

　本業務提携を具体的に推進するため3社は、商品、運営、間接部門、次世代領域開発の4分科会を発足させるが、当面の業績に与える影響などについては軽微であると見通している。なお、本提携による仕入先との取引条件の見直しは現在のところ予定していない。