国セン、桐花紋入りで届く架空請求に注意喚起
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(独)国民生活センターは22日、日本国政府や内閣府、内閣総理大臣が書類などで使用している、桐花紋のような紋章を印刷した架空請求の相談が寄せられているとして、注意を呼び掛けている。
発表した相談事例によれば、「地方裁判所管理局」と名乗る機関から、桐花紋が印刷されたハガキが届き、内容は「特定消費料金未納に関する訴訟最終告知のお知らせ」として、「貴方の利用されていた契約会社、ないし運営会社から契約不履行による民事訴訟として、訴状が提出されましたことを御通知いたします」「裁判取り下げ最終期日を経て訴訟を開始させて頂きます」と記載。裁判取り下げの相談について、記載されている電話番号に連絡するように誘導。連絡がない場合は「原告側の主張が全面的に受理され執行官立会いの元、給料差押えおよび動産、不動産物の差押えを強制的に履行させて頂きますので裁判所執行官による執行証書の交付を承諾して頂く様お願いいたします」と記載されていた。
国センでは、正式な裁判手続による訴状は「特別送達」と記載された、裁判所の名前入りの封書で郵便職員が直接手渡すことが原則であり、ハガキで郵便受けに投げ込まれることはないとし、「地方裁判所と名乗っているが、一切関係はなく、裁判所の名称を不正に使用しており、桐花紋のような紋章が印刷されているものの、公的機関からの請求ではない。ハガキが届いても絶対に連絡を取らないように。少しでも不安を感じたら消費生活センターなどに相談を」と呼びかけている。
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