2024年11月22日( 金 )

【政界インサイダー情報】地方都市はカジノ予定地から除外!の真相~裏にトランプ・安倍密約か(続報)

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 先日のイチロー選手の引退インタビューに感動、号泣されたファンの方々もたくさんいらっしゃったと思います。彼の一環した姿勢がうかがえるすばらしい会見でした。

 伸び悩むアベノミクス、何が真実なのか?格差社会がより進み、若い人たちが希望を見出せない、公務員への就職人気が優先するなど、この勘違いの安定志向はすでに70%を超えて、我国の将来への評価は世界で年々下がり続けています。

「少年よ大志を抱け」はすでに死語なのです。

 有言実行、第三者からのとんでもない非難を退け、自身にプレッシャーをかけ前人未到の実績を残したイチロー選手は平成最後のヒーローかも知れませんね。

 ところで、昨日(26日)、今国会において、安倍一強政権は、「I R Project」(通称カジノ法案)に関する、実施施行令の重要7項目中、宿泊施設の建築、客室延べ床面積を10万m2以上、さらにコンベンション展示場、国際会議場などの下限条件、則ち、前者は延べ床面積12万m2以上、後者は収容人数1,000人以上として制限し、確定させました。すべてMICE様式です。

この具体的な数値と例は(福岡 Hilton Sea Hawk と同様)前回皆様にご説明した通りです。

 これは、簡単にいうと、現在IR候補地として手を上げている苫小牧市、和歌山市、佐世保市などでは絶対的に収支が合わず、間違いなく採算に乗りません。本開発で最初から決まっている地方外しです!最初から煙に巻く為の道具でしかないのです。

 トランプ大統領との約束だから、彼らと仲良しのラスベガス・サンズのアデルソン氏(多分東京築地跡地のI R誘致)を筆頭に、シーザーズ、MGM、ウィン・リゾーツなどの米国大統領の大口献金者たちの強い意向です。彼らはいっさい田舎でやる気はありません。多額の投資にその効果がないのです。

 来月7日以降(統一地方選後)に、大阪でオリックス宮内氏(オーナー社長)とMGMが共同記者会見を予定しており、本件開発に関する当初の事業体を組成すると発表しています。その後、地元約20社程度に同組織へのエクイティ参加を促すとしています。

 本件実施法案は、当該地行政による入札、「公募により海外カジノ事業者を決定する」としています。同様な組織がさらに大阪に組成されると思いますか?それはまずあり得ないことです。

 悲しいかなイチロー選手のような人物は現在、この国には見あたりません。大阪の皆さまは、すべてにこのオリックス・MGMの事業体に集まり、各サラリーマン社長は進んで、リスクなく栄誉がとれる長い物に自ら好んで巻かれていきます。火を見るより明らかです。ただし、松井、吉村氏の維新の会が両者当選するという条件付きでの話です。一方が落選すると府と市の間で捻れが発生し、簡単にはいきません。

 これは、最初から決まっている安倍政権下の官僚と"虎の威を借る狐の政治家"が忖度して、熟慮の上作成・計画したものです。加計学園、森友問題と同様です。

 話しは戻って先週、東京ドームで行われたMLBの開幕戦(シアトル・マリナーズVSオークランド・アスレチックス)とジャイアンツ、ファイターズのオープン戦すべての特別協賛は「MGM  Resort Japan」です。気が付いた方もいるかもしれません。バックネットの中央に大きくクレジットされテレビに映っていました。凄い迫力です!全国ネットの放送ですよ、多分相当なスポンサー料です。数億でしょうね。

 ご承知の通り、オリックス宮内氏も大阪ドームをフランチャイズにするオリックス・バファローズの球団オーナーです。すばらしい戦略ですね。宮内氏は80歳を超えた高齢者です。皆さんイチロー選手や宮内さんの迫力を見習いましょう。

 表向きは、色々と公平性を前面に出して、説明していますが、実際はトランプ大統領の強い意向に左右され、格差社会を生んでいる安倍一強政権下の忖度政治の賜物です。強者に弱く、弱者に強い。嘆かわしい限りですね。

 しかし、地方の候補地もお粗末で、本当に命がけで本開発を住民の為に誘致しようとしている首長と政治家はいるのか?と疑問をもっています。

 安倍一強政権下の政治家と官僚に気概は感じません。裸の王様、安倍首相への忖度三昧です。

 カジノ併設の本件開発の是非は別として、このような、お粗末な安倍一強政権下の政治と経済環境に強い懸念をもっています。

 本件関係者のほとんどが、本件に限らず自らパペット(自主性のない操り人形)になり下がっています。

 それぞれの首長が本当にやる気なら、また、その判断力があれば、本開発は前述のように地方では絶対的に採算が取れないプロジェクトであり、間違いなくそれは負の遺産になります。各首長は、もっと違う目的と戦略を企図すべきです。それは「I R Project」ではない筈です。

 その意味では、この忖度政治による経緯は、結果的には正しいと筆者は考えています。

【青木】

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