国内最大の拠点数をもつ店舗網をつくりビジネス拡大へ

一般

2019年6月6日 13:01

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WASHハウス（株）

＜プロフィール＞
児玉　康孝（こだま・やすたか）
1965年宮崎市生まれ。大学卒業後、証券会社へ就職。大手外食企業を経て、30歳で宮崎へ帰郷し不動産会社へ転職。2001年11月に（株）ケーディエム（現・WASHハウス（株））を創業。16年11月に東証マザーズ、福証Q-Boardに上場。「グローバルスタンダードの創造」を掲げ、さらなる業務拡大を目指している。

新しいFC事業モデルでFCオーナーをサポート

　――店舗数日本一のコインランドリーチェーンになりました。

　児玉社長　おかげさまで店舗数は全国で600店舗ほどになりましたが、私はあまり数字を追いかけているつもりはないんですよ。単純に「出店すればいい」のではなくて、やはり「売上が上がる場所に出店する」というのが大前提にありますから。その結果として店舗が増えていくべきだと思っています。

　ただし、通過点としての店舗数の目標は国内2万店舗以上としています。これだけの拠点数をつくることのできるビジネスとして選んだのがコインランドリーという事業でした。人を使わないビジネスモデルなので、店舗現場では人手不足や賃金などの影響も受けません。教育も労務管理も不要です。

　また、弊社のFCオーナーさまは何もしなくて良いことも特徴です。原則無人で、清掃担当のパートさんは本部側で管理します。機械の修繕費用はFCオーナーさま負担になりますがこちらで定期点検しメンテナンスします。このようにFCオーナーさまの仕事をすべて弊社が代行するというFC事業モデルにより、一般的に起こりがちな「本部とFCオーナーさまとの対立」が起きない仕組みをつくり出しました。

　――店舗数がそろってきました。次のステップは。

　児玉社長　コインランドリー事業から付帯収益を生み出せるような新しい事業に取り組んでいこうと思っています。広告などのメディア事業のほか、洗剤のプライベートブランド化、金融会社を立ち上げて新たな金融サービスの提供などを行っています。

　ほかにも新たな事業への取り組みを行っており、今年はこれまで準備してきたことがお披露目できるようになると思います。これからも目先の数字に一喜一憂するのではなく、弊社としてやるべきことを着実にこなし、事業に邁進していきたいと考えています。

【吉田　誠】