【スクープ】秋元司内閣府副大臣とJ-Alive社・板倉容疑者が同席の写真を入手~板倉容疑者は「秋元副大臣に融資のお願いをした」と証言
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■秋元司内閣府副大臣の「融資口利き」疑惑
横浜幸銀信用組合(理事長:呉龍夫/神奈川県横浜市中区)を舞台とする融資詐欺容疑で、首謀者とみられる川﨑大資容疑者(51)、一山賢介容疑者(34)と共に逮捕された板倉真容疑者(38)について、板倉容疑者が代表を務めるJ-Alive株式会社(福岡県大野城市)が横浜幸銀から融資を受けていた可能性が浮上した。
板倉容疑者は今年4月、特別取材班の取材に対して「昨年(2018年)10月に、川﨑の紹介で伊集院聡秘書(公設第2秘書)を介して秋元司内閣府副大臣に会った」「秋元副大臣には銀行の融資についてのお願いをした」と証言していた。
板倉容疑者が代表を務めるJ-Alive社の関係者は、同社が今年に入って「横浜幸銀から融資を受けていた」と話しており、板倉容疑者の証言との関連について特別取材班では取材を進めている。
■秋元副大臣と共に写る板倉容疑者の写真
横浜幸銀は、在日韓国人の中小企業経営者らが設立した信用協同組合。2017年3月13日に、横浜中央信用組合と九州幸銀信用組合が合併して現在のかたちになった。発足の経緯から、歴史的に在日韓国・朝鮮人が担ってきた遊技業(パチンコホールなど)や飲食店業界に強く、最近ではホテルや不動産業といった「在日同胞の基幹産業」(呉公太・在日本大韓民国民団前民団長の発言/2017年8月2日付『民団新聞』より)も主要取引先とする。
一方、秋元副大臣はパチンコ・チェーンストア協会の政治分野アドバイザーに名を連ねており、自民党遊技業振興議員連盟にも所属する、筋金入りの「パチンコ族」議員。パチンコ業界との深い関係は、政治資金収支報告書にずらりと並ぶパチンコ関連業者の多さからもうかがえる。秋元副大臣が、こうしたパチンコ族議員としての影響力を行使したとすれば安倍内閣を揺るがす大問題に発展することは必至だ。
特別取材班は9日、秋元副大臣に対して「板倉真氏と会ったことがあるか」「板倉氏から銀行の融資にからむお願いを受けたか」などの質問状を送っていたが、秋元事務所は11日午後に「回答拒否」とした。
秋元事務所が回答を渋るのには理由がある。板倉容疑者は、2017年6月20日に東京プリンスホテルで開かれた秋元副大臣の政治資金パーティー「秋元司君と未来を語る会」に出席し、秋元副大臣と共に写真を撮影しているのだ(板倉氏と共に写っているのは、当時のWINカンパニーで川﨑容疑者の「右腕」と言われたS氏)。塩田大介と名乗るころからの旧知の仲である川﨑大資容疑者に加え、板倉容疑者とのつながりまで明らかになった以上、秋元副大臣に相応の説明責任が求められるのは当然だ。
■秋元事務所H氏から「パーティー券購入資金を返す」の電話
さらに、WINカンパニーが関係する福岡市内のKIDSLAND保育園で内装工事を担当した業者X社代表のもとには9日、秋元事務所のH氏から「パーティー券購入資金を返還する」という電話がかかっていたこともわかった。X社はWINカンパニーからあっせんを受けて、少なくとも3回、秋元副大臣の政治資金パーティー券を購入していた。
秋元事務所のH氏はX社代表に対して、「川﨑氏がああなってしまった(逮捕された)ので、返金する」「秋元は川﨑とはまったく関係ない」などと話し、ショートメールで振込先などを問い合わせてきたという。H氏は11日、電話取材に対し「電話番号をどこで知ったのか。忙しいので答えられない」とし、逃げるように電話を切っている。
秋元副大臣については今年4月、東レの巨額不正取引事件に関与して1億2000万円の支払いを求める弁護士法違反(非弁行為)まがいの圧力を東レ・日覺昭廣社長にかけていたことを『週刊文春』が報じていた。
【特別取材班】
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