2024年11月21日( 木 )

時代に即した最高水準のライフスタイルを提案

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

ホテル・旅館・レストランの開発・運営
IMD Alliance(株)

IMD LABO社屋外観
IMD LABO社屋外観

お客さまの日常に付加価値を

 IMD Alliance(株)では、ホテル・旅館・レストランの開発から運営までを手がけている。とくに同社が運営するレストランは、そのサービス水準の高さから相応の知名度を誇るものが多い。九州の旬の素材を使った和食料理店「博多廊」を始め、ブックシェルフを備えた店内が特徴的なレストラン「白金茶房」、中国料理の名店「星期菜」などを、福岡市の中心街「天神」20分圏内に集約。全12店舗における年間来客数は20万人を超える。

代表取締役社長 麻生 宏 氏
代表取締役社長兼CEO 麻生 宏 氏

 また、福岡市内へのアクセスの良さと、豊かな自然が生み出す美しい景観で話題の人気観光スポット「糸島」でリゾート開発を進めており、その事業領域・営業エリアは広範囲におよぶ。同社の活動は、既存の観光・レジャー産業の枠組みには収まりきれないものとなっている。ホテル・旅館・レストランを通じた憩いの時間の創造であり、新しいライフスタイルの提案でもあるのだ。

 「多様性に満ちた時代になり、お客さまそれぞれの価値観に合ったサービスを提供することはより難しくなっています。弊社も何業と自らを規定してしまうのではなく、お客さまの生活そのものと密接に関係した場所や空間に付加価値をもたらすことで、お客さまの生活をより豊かなものにする、まちづくりの担い手としての意識をさらに高めてまいります」(麻生宏代表)。

IMDグループとしての活動

 ホテル・旅館・レストランの開発・運営を本流とするIMD Allianceと、旬の食材をふんだんに使用した弁当の宅配を行う「博多グルメ便」や、セントラルキッチン事業、グループ全体の工事計画や製作物の監修を手がけるIMD LABO(株)。この2社によるグループ体制を敷くことで、同社はそれぞれの事業効率を最大化。150名超の従業員が、それぞれの領域でプロフェッショナルへと成長できる環境が整えられている。業績も堅調に推移しており、2019年8月期の売上高は、40億円を超える見込みだ。

 同社は今後もホテル・旅館・レストランの開発を続けていく予定で、グループ200名体制の確立は、そう遠くないうちに実現されることになるだろう。無論、ただ人をそろえれば良いというわけではない。同社は『今までにない新しい価値をもったホテル・レストランを創造し、世界中のあらゆる人々に幸せと満足を提供します』をミッションとして掲げている。このミッションの達成には、同社とともに未来を切り拓いていく“人財”が必要不可欠だ。では、求める人物像とはどのようなものなのか。

 「弊社の事業に対する速度感で考えると、すでに一定の技能を修得された方は貴重な戦力となり得ます。職種は問いません。弊社の事業は多岐におよびますので、どんな経験でも生かすことが可能だと考えているからです。新卒採用も継続的に行ってまいります。若い世代が仕事に求めることはこれまでの世代とは大きく異なっています。本当に自分がやりたいことかどうかが、彼らが就職活動をする際の重要なポイントになっています。やりたいことを突き止めて、その道のプロを目指す。対価は後から付いて来るという考え方なのです。この思いにしっかりと応えられるよう、社内環境も時勢に合わせて整備してまいります」(麻生代表)。

ハードよりもソフトを磨く

 同社はコールセンターを拡充することで、現場における顧客と従業員のコミュニケーションの質の向上に努めている。

 「一例を挙げますと、これまでレストランまでの道順に対するお問い合わせの電話に対応しながら、ご来店されたお客さまに『いらっしゃいませ』とお声がけするといったようなことが多々ありました。繫忙期ともなればなおさらです。コールセンターにお問い合わせ先を統一することで、丁寧・誠実な接客を含めた、本当に良い体験をお客さま1人ひとりにご提供できればと考えています」(麻生代表)。

 同社が運営するレストランは、結婚などのライフイベントに際して利用されることが多い。思い出に残るような特別な時間を演出するためには、小さな気付きと改善の積み重ねが大切なのだ。「上質な雰囲気をつくり出すためには、外装やインテリアなど、建物自体へのこだわりももちろん重要ですが、最も大事なことはそこで提供されるサービスの質なのです」(麻生代表)。

地域に寄り添うサービス

 「人口減少が避けられないなか、海外のお客さまというのは今以上に日常的な存在になってきます。弊社でもすでに外国人の採用を行っています。また、少子高齢化が進めば、必然的に月に何度も利用していただくといった、内需依存型のビジネスモデルも通用しなくなるでしょう。将来的にはレストラン事業以上にホテル・旅館を主体とした新たな事業が持続的な成長のカギになってくると考えます」(麻生代表)。

 同社が糸島で取り組む観光拠点整備プロジェクト「月と太陽ライフスタイルリゾート」は、地域に新たなブランディングを付加することで交流人口の増加に貢献する、地域再生事業といえる。地域の特色を生かしたレストランや商店の開発、旅行業登録を受けた同社だから可能な滞在型観光も視野に入れた観光プランの提案。これらを主体的に行えるほか、管理・運営、さらには効果的なPRまでも自社で手がけられるところに、IMDグループの強みがある。

 人と地域に寄り添うサービスで、交流拠点の中心へ。同社で実現可能な多彩なサービスは、国境や民族、文化の違いを超え、世界を対象に展開できる可能性を秘めている。

月と太陽ライフスタイルリゾート
月と太陽ライフスタイルリゾート

<COMPANY INFORMATION>
代 表:麻生 宏
所在地:福岡市中央区白金1-11-7 
設 立:2010年9月
資本金:980万円
TEL:092-534-3330
URL:http://recruit.imd-a.jp

25周年記念出版雑誌 『一樹百穫』 一覧

関連キーワード

関連記事