九州新幹線西九州ルート、佐賀空港を経由し久留米駅へ~松延洋一市議
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福岡県久留米市合川町に事務所を構える松延洋一市議は、今期、無所属で立候補し初当選。住みよい久留米市をつくるために、久留米市民と3つの約束「安全・安心」づくり、「地域・まち」づくり、「人」づくりを掲げて選挙戦を展開し、当選をはたした。
松延市議は11年7月から久留米市農業委員会副会長を務めていることもあり、市民からの意見を聞く機会が多い。ある地域のお墓の近くに大きな木がある。その木の葉っぱがたくさん落ち、その脇を通る市管理の里道の利用者から「木の葉が里道に落ちているので車が滑って危険」、お墓付近で農業を営む人々からは「木の葉が田んぼに落ちることで湿気がこもり、芽が出なくなるから困る」といった市民からの苦情を市に訴えている。
松延市議は博多から長崎の143kmを結ぶ「九州新幹線西九州(長崎)ルート」についても興味深い構想を持っている。
武雄温泉から長崎の66kmはフル規格の新線を建設中で、22年度に新幹線と在来線特急を乗り継ぐ「リレー方式」で暫定開業する予定である。未着工の新鳥栖から武雄温泉の「フル規格」について国土交通省、JR九州、長崎県、佐賀県の協議が進まないなか、松延市議は、「佐賀空港経由で久留米駅に繋げたらいいのでは」と語っている。佐賀県には、多くのタイ人を含む年間約300万人の外国人観光客が訪れる祐徳稲荷神社や、唐津の名護屋城博物館などの観光名所がある。
松延市議は「佐賀空港につながれば、さらに多くの外国人観光客を呼び込むことができる。さらに、久留米駅には久大線があり、大分県ともつながることができる。久留米には高良山があるし、動物園をつくり、従来ある小規模キャンプ場のスケールアップを行えば観光地となり、我が久留米市に来る人々も増えるだろう」と久留米の観光地化について語る。【内山 義之】
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