2024年11月24日( 日 )

唯一無二の技術力で全国インフラ整備への貢献

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環境ソリューション、プラント製造
(株)冨士機

環境ソリューションの先駆者

代表取締役 藤田 以和彦 氏
代表取締役 藤田 以和彦 氏

 (株)冨士機は、環境ソリューション分野において国内トップクラスの地位を確固たるものにしている。それは、代表取締役を務める藤田以和彦氏を筆頭に全社一丸となって、現状に甘んじることなく、日々変化と進化を求め、技術開発に勤しむ企業風土があるからだ。その真摯な志のもと、福岡・九州のみならず東京・名古屋・大阪などの大都市のインフラ整備における多大な貢献により高い信頼を得ており、全国、そして世界から次々とオファーが舞い込んでいる。

 その技術の代表格は、国内における『汚泥処理プラントと中性固化材』の計画・設計・製造そして提供をワンストップで行われる。これらは、環境ソリューションの第一人者として認知され、その高い技術力によって、全国各地の建設・浚渫現場で不可欠な存在として活動している。とくに東京都でのインフラ整備における建設浚渫汚泥処理の技術力はどこよりも優れており、その卓越した技術力はスーパーゼネコンを筆頭に、建設業各社から認知され、採用され続けている。

 2005年には東京へ進出。同年に地下鉄13号線(副都心線)の建設工事における後方支援基地を開設された際、同社の中性固化改良工法が採用された。その結果、同工法の技術力を始めとした総合力が認められ、東京メトロのリサイクル工場内に礫泥水リサイクルプラントおよび泥分級破砕プラントを納入した。11年には東京メトロより流動化処理土製造の委託業務を受注、業務を開始した。東京メトロは同社の技術力を全面的に信頼している。20年の東京五輪の開催に向けたインフラ整備の一環である路線拡大でも活躍するほか、高速道路の拡張工事など、幅広い場面で活躍している。

チャレンジ精神に溢れる企業風土

本社社屋
本社社屋

 同社の拠点は、本社(福岡市博多区)、桂川工場(福岡県嘉穂郡)、南九州工場(宮崎県北諸県郡)、大阪事業所(大阪市住之江区)、相馬事務所(福島県相馬群)、箱崎工場、東京事業所。東京事業所は大田区の京浜島約1,500坪の敷地に流動化処理土プラントを設け、24時間稼働している。

 さらに、「流動化処理土とともに、今後は中性固化改良工法に使用する中性固化材の製造オーダー増加への対応を強化する」(藤田代表)ために、京浜島とは別に、物流と製造の両側面において、都内で最良な立地条件の拠点として江東区青海4丁目に同社の東京第二工場を17年5月に竣工し、製造を開始した。

 これらの同社の営業、開発・製造拠点を中心に、全国各地の工事現場にて日々事業に取り組む。また、環境ソリューションに関連して、生コンクリート製造と販売を手がける。同社はもともと、生コン製造プラントの設計・製造提供を得意とし、藤田代表はこの業界でも第一人者であり、同社および関連会社が運営する生コン製造工場は、常に品質・生産性、そして効率を高めるための研究的な存在としてマネジメントし、その技術力もどこよりも群を抜く。

 前述通り、環境ソリューション、生コン製造とも日進月歩で進化しているため、毎日技術力の向上のために奮闘が続けられている。「建設浚渫汚泥を中性固化するリサイクルを始め各種産業機械、建設機械、プラントの設計、制御設計、製作、施工、メンテナンス、改造などを一貫して行っています。これらの事業を通してどこにもない製品や特許を多数保有しております。それらは建設始め幅広い業界に対して寄与しております。当社の職場は、いつもチャレンジ精神に溢れた職場の風土が確立され、それぞれが使命をもって取り組んでおります」(藤田代表)とチャレンジする風土であることが、同社躍動の源泉である。

中小企業の矜恃を伝承する

 同社は、全国、そして世界でどこよりも優れた技術力で事業展開する。そのようななかでも藤田代表は地元・福岡への郷土愛を常に抱いている。約100名の所帯の同社は、地場の中小企業である。その中小企業だからこそできる技術開発に取り組む。それらを通じて保有する特許・実用新案を列記すると誌面が埋まるので割愛するが、凄まじい数である。ベンチャー企業と評される以前から“ベンチャー”としての取り組みを行ってきた由縁は、「我が国の技術力の95%は、中小企業が支えているのです。当社もその1社です。大手にはない着眼点で、工事現場の課題解決に対して地味な努力を積み重ねて今日があります。その積み重ねた技術力を後世に伝承していくことが大切です」(藤田代表)と事業への矜恃を熱く語る。

自ら学び成長すること

 今後の市況については、「全国各地の地域の再開発のプロジェクトなどあらゆるニーズに応えていきます。また、国外では、シンガポールなど東南アジアの国土開発による汚泥処理がまだまだ残されており、当社の出番はさらに増加していきます」(藤田代表)という。

 同社の人材について、それぞれのプロジェクトに対して最高の成果を出すためには、まずは5年間集中して技術と設計について勉強することが必須である。「5年間みっちり学べば必ず本物になり、活躍することができます」(藤田代表)と言うように自ら学び成長できる風土が同社にはある。実際に定着率も極めて100に近い数値である。唯一無二の技術を駆使した同社の躍動は、これからも続く。

桂川工場(一部)
桂川工場(一部)

<COMPANY INFORMATION>
代 表:藤田 以和彦
所在地:福岡市博多区博多駅東1-10-30
設 立:1972年9月
資本金:5,000万円
TEL:092-432-8510
URL:http://www.kk-fujiki.jp

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