中国経済新聞に学ぶ~中国企業への就職を目指す日本人学生が増加
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中国企業が日本の大学卒業者の間で人気を集め、就職活動中の日本人学生で中国企業に目を向ける人がますます増えている。規模の大きさと成長の可能性の大きさが、中国企業のもつ独特の魅力だ。多くの日本人学生が中国語をコツコツと勉強し、中日の舞台で輝きたいという夢を抱いている。
「HSK(漢語水平考試、中国語検定試験)中国留学・就職フェア」がこのほど東京で開かれた。複数の団体が共同主催したもので、多くの中国企業とその日本法人及び中国の大学が参加し、会場はリクルートスーツを着た日本人学生でいっぱいになった。HSKの試験が行われた翌日には大阪に特別会場が設けられ、2,735人の日本人学生が来場し、2016年の初開催時より80%増加した。
日本経済新聞の関連報道は、今、中国社会で話題になっている。
東京の大学に通う大学3年の日本人女子学生(21)は日経新聞の取材に対し、「このフェアには中国企業の一次情報が集まっており、これは日本の就職サイトでは手に入らない。中国人留学生と知り合って、徐々に中国に興味をもつようになり、中国に1年半留学した後は、中国企業で働きたいという決意が固まった」と話した。中国企業への就職というと、多くの日本人学生から、「大規模な事業を速いペースで展開することができ、やりがいがある」「国と企業の成長が期待され、仕事への意欲がどんどんわいてくる」といった声が聞こえてくる。フェアで中国企業が配布したパンフレットをみると、給与は日本企業と遜色なく、待遇を懸念する日本人学生は少ない。
日本の就活生の間で中国企業の人気が高まると、中国留学の人気も上昇した。日本学生支援機構がまとめた統計データでは、2017年度に中国に留学した日本人学生は約5,000人で、10年前より70%増加した。中国は米国、オーストラリア、カナダに次ぐ4番目の留学先だ。日本人留学生は中国語専攻を選ぶ人が多く、経済学や医学などの専攻を選ぶ人もいるという。
日本の海外就職研究家の森山たつをさんは、「アリババ集団が記録的な売上を達成して話題になったり、華為(ファーウェイ)のスマートフォンが店頭に並んだり、中国企業が身近になってきた。日本人学生が抱くイメージも変わり、就職先の選択肢に入るようになったのだろう」と分析した。英コンサルティング企業オックスフォード・エコノミクスは東京で11月21日、「ファーウェイ(華為)、日本経済への貢献」と題する研究報告書を発表した。これによると、2018年、ファーウェイが日本で直接的・間接的に創出した雇用は4万6,400人、日本政府および地方自治体にもたらした税収総額は2,080億円に達した。今、1,500名の日本人がファーウェイの東京、横浜、大阪の研究所に勤めている。
ファーウェイの梁華会長は同日、東京で、「日本はファーウェイにとって重要な市場の1つであり、グローバル供給チェーンの重要な一環でもある。今年1月から9月までに日本企業からの仕入れ総額は7,800億円に上り、昨年全体の7,200億円をすでに上回った」とコメントした。
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