中国経済新聞に学ぶ~ローソンの中国デリバリー売上7%に(後)
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挑戦
これと同時に、外資系コンビニブランドは商品の供給チェーンなどでしっかりした基礎を打ち立てたが、中国人の味覚に合った飲食の現地化イノベーション(革新)では、地元コンビニの挑戦に直面しているところだ。
たとえば便利蜂の北京店舗は現地の人の味覚により合った焼肉バーガー、ニラ入りお焼きなどの軽食を開発し、好隣居は天津煎餅、ジャージャー麺などのホットスナックを販売している。こうした現地の嗜好に合った軽食が、おにぎりやサンドイッチよりも地元の人々の胃袋を引き付けることは間違いない。サービスの提供では、地元コンビニもより高い柔軟性をみせるようになった。
たとえば便利蜂は自社のオンラインプラットフォームを利用して、クリーニングサービスや野菜市場サービスを提供し、より全面的にコンビニユーザーのニーズに応えるようになった。蘇寧小店も家電メンテナンスなど多様なサービスを試験的に打ち出した。
北京商業経済学会の頼陽・常務副会長は、「チェーン型コンビニにとっては、やはり北京の人々の好みにより合ったファーストフードの開発が必要で、栄養、健康、安全が核心だが、こうした基礎の上に立ってどうすれば北京市民の好みに合わせられるかをさらに検討するべきだ。
おにぎりやサンドイッチは現在ほとんどの日系コンビニの主力商品だが、中国人が食べたいものとは限らない。セブン、ファミマ、ローソンを代表とする日系コンビニの優位性は、成熟したコンビニ運営システムとデイリーブースの開発チェーンにあるが、劣位性は中国の国情や文化に適応するのが相対的に遅く、とくに中国の各地方の軽食の開発が遅れていることにある。日本式の巻きずしが中国のコンビニで販売するフードの最適解になるとは限らない」と述べた。
(了)
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