2024年11月26日( 火 )

近未来のモビリティ社会に向けて!「電動キックボード試乗会」博多駅前で開催!

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 電動キックボードのシェアリング事業に取り組む(株)Luup(本社:東京都渋谷区)は、九州旅客鉄道(株)(JR九州)の協賛のもと、福岡地域戦略推進協議会の後援を受け、JR博多駅前広場で二輪・四輪電動キックボードの試乗会を開催した。

 電動キックボードは、欧米諸国を中心に普及が始まっているバッテリー駆動型のキックボード。マイクロモビリティの分野では、電動キックボードを中心に規制緩和を目指す動きが加速しており、バイクや自転車に代わる新たな2次交通手段の1つとして注目されている。

 (株)Luupは2019年9月、国の「新技術等実証制度」(規制のサンドボックス制度)においてモビリティ分野では初の認定を受け、横浜で電動キックボードの実証実験をスタート。

 実証実験を重ねることにより、この国に最も適した「安心で安全」な電動キックボードのシェアリングサービスを開始することを目指している。

 (株)Luupのエリア統括マネージャー・明翫(みょうがん)啓一郎氏は、「二輪の電動キックボードだけでなく、観光客や高齢者など、すべての人にとっての移動を安全にできるため、安定性が高い四輪電動キックボードやシニアカーなどを含め、包括的に実証実験を重ねていきたい」と語る。

 日本では、電動キックボードは原付自転車として扱われ、公道を走るには、ナンバープレート、バックミラー、ウインカー、ヘッドライトなどを取り付け、原動機付自転車登録をし、免許証を携帯する必要がある。

 電動キックボードには環境や交通といった問題を解決する可能性があることから、JR九州とLuup では、新たな2次交通を活用した日常生活、観光時における移動の利便性や回遊性の向上を目指し、電動キックボードの認知度向上、安全性・快適性の検証を重ね、規制緩和を含めたインフラ整備の実現をはたしていきたい考えだ。

 将来、博多駅から目的地や観光地へ「GPS付電動キックボードで行く」インフラ整備が実現するかもしれない。

 今回、JR博多駅前で開催された「電動キックボード試乗会」の模様を動画で配信する。

【杉本 尚丈】

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