山本太郎氏が国会休会申し入れの真意を説明~ネット番組で
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れいわ新選組の山本太郎代表は26日夜、インターネットを通じた市民との対話番組で、同日要請した国会休会について、「役人のマンパワーを集中させるため」と述べ、公務員をコロナウイルス対策に当たらせるとともに、企業や学校が休みやすくする狙いであることを説明した。
「ネットでおしゃべり会」と銘打つネット番組は30分を想定し、23分間を日中、舩後靖彦(ふなご・やすひこ)参院議員が与野党国会対策委員会に申し入れた内容への釈明に費やした。この動きを紹介した山本氏のツイッターは、「ばかじゃねえの、国を滅ぼす気か」「緊急事態条項と同じレベル」などの反応が寄せられ「炎上」していた。
山本氏は感染拡大が沈静化するまでの間、国会を「自然休会」することで、他機関が休業したり働き方を変更しやすくするとともに、国会対応に当たる官僚を通常業務に戻すほか、重度障害者や高齢者もいる国会議員間の感染拡大を防ぐ意図があると説明した。
申し入れは、休会前に2019年度第2次補正予算を組むことで、検査・医療体制の強化や防疫のための休業補償を行うことも含む。政府は休業やイベント中止による経済損失への補てんとして予備費103億円を含む153億円の緊急対策案を取りまとめているのに対し、れいわは1カ月の休業補償を産業連関表に基づいた試算から、3.5兆円が必要としている。
番組で山本代表は、「本予算の執行は4月1日から。その手前、年度内にお金をしっかり回せるように補正予算のかたちでプラスさせていけという話。国会の自然休会は議院運営委員の懇談で決まる。与野党が腹を決めればいい」と強調した。
<プロフィール>
高橋 清隆(たかはし・きよたか)
1964年新潟県生まれ。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。『週刊金曜日』『ZAITEN』『月刊THEMIS(テーミス)』などに記事を掲載。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&Kプレス)、『亀井静香—最後の戦いだ。』(同)、『新聞に載らなかったトンデモ投稿』(パブラボ)、『山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった』(Amazonオンデマンド)。ブログ『高橋清隆の文書館』▼関連リンク
・2020.2.26 国会の「休会」と休会前に新型コロナウィルス対策に係る大規模な緊急補正予算案の成立を求める申し入れ。関連キーワード
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