2024年11月13日( 水 )

福岡市、溝江建設に競争入札参加停止措置~死亡事故と火災発生

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 福岡市は、18日、溝江建設(株)(福岡市中央、溝江弘代表)に対して、競争入札参加停止措置を行った。同社が受注した市発注工事の現場2カ所において、死亡事故と火災が発生したため。対象となる工事概要は以下の通り。

(1)
工事件名:「南公園センターゾーンペンギン展示施設新築工事」
契約金額:4億8,239万700円(税込)
工  期:2019年9月21日~21年2月28日

 上記工事において、2020年1月31日、午前8時40分。同社の2次下請として現場に入っていた契約社員、漆間德丸(うるま・とくまる)氏(当時73)がパワーショベル搬出のため、トラックに積込作業中にパワーショベルが横転。パワーショベルの下敷きとなり、午前9時10分、現場で死亡が確認された。原因については、現在福岡県警察が調査中。これにともなう競争入札への参加停止期間は、2020年3月6日から2カ月間となっている。

(2)
工事件名:「博多ポートタワー改修工事」
契約金額:4億2,197万7,600円(税込)
工  期 :2019年3月30日~2020年5月30日

 上記工事において、2020年2月14日、午後3時。同現場作業員が溶接作業の火花を養生用ポリフィルムに引火させたことにより、火災が発生。火災発生当日はニュースでも報じられ、3人が病院に搬送されるなど、大きな話題となった。これにともなう競争入札への参加停止期間は2020年3月10日から3カ月間となっている。

【代 源太朗】

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