【コロナに負けない(23)】ウイルス対策にも期待 防水工事の草野が手がける新・環境事業
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福岡市でうどん店「たきちゃんうどん」を経営する(株)草野・草野社長は、「店舗近隣で新型コロナウイルスの集団感染が発生した3日から、客足もみるみる遠のいていきました」と18年10月のオープンから1年半、徐々に口コミで評価されつつあったタイミングだっただけに、険しい表情を見せる。
草野の本業は防水・塗装工事だが、「分譲マンションの大規模改修工事でも、一部の元請業者が現場を止める判断をするなど、影響もではじめました」(草野社長)と影響の大きさについて話した。同社では近年、塗装工事における水性塗料の使用など、環境に配慮した経営方針を打ち出していた。今年1月には水と塩を電気分解することでつくられる「電解水」生成設備の販売店となっていた。同社の販売する設備(商品名:守る水)では、タンパク質や油脂を分解する洗浄効果をもつアルカリ性の電解水と、 菌やウイルスに対して効果がある酸性電解水の生成が可能だ。
「アルカリ性電解水は、うどん店では食器洗浄に使っていますが、汚れ落ちも早く時間短縮につながっています。テーブルなどには、スプレーボトルに入れて酸性電解水を噴霧していますが、薬品ではないので安心して使えます」と自らの使用体験を話してくれた。
草野社長は、「取り扱いに関する研修を経て、4月から販売できる体制が整いました。我々のような飲食店だけでなく、学校や保育園などの教育機関、介護施設、ホテルなど多くの人が行き来する施設では、衛生面だけでなく安心して使える点でもおすすめです。手荒れもしにくく、なにより環境に優しい。お問い合わせいただければ、デモ機の貸し出しなど対応いたします」と話す。
除菌などの効果がある酸性電解水のみを生成する「@除菌プレミアム手・洗う」は32万5,000円で販売している。草野では、酸性・アルカリ性電解水いずれも生成可能なESS-ZERO(守る水)のほか、タンクがついた中規模以上の施設に適したハイエンドモデルなどの取り扱いも行っている。
■お問い合わせ
(株)草野
TEL.092-473-7292
メールフォーム:https://k-kusano.co.jp/contact/【永上 隼人】
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