2024年12月19日( 木 )

17日の日経平均大幅上昇~前日比+607.06円の1万9,897円26銭

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

【表1】を見ていただきたい。17日の日経平均株価は大幅に上昇した。
~この表から見えるもの~
◆政府は7府県に発出していた「緊急事態宣言」を全国に拡大。また全国民に1人10万円を支給すると発表したことを受けて、今日の日経平均株価は前日比+607.06円の1万9,897円26銭(前日比3.15増)と大幅に上昇した。
・増加率は年初来第5番目に高い。トップテンのうち4月が5営業日ランクインされており、新型コロナウイルスの影響を少しでも和らげたいとする政府・日銀の並々ならぬ努力が読み取れる。
◆その流れを受けて、九州地銀の株価も前場は全銘柄がプラスだったものの、【表2】の通り、終値はふくおかFGと西日本FHだけがプラスで今日の取引を終えている。

【表3】を見ていただきたい。ダウ平均株価と日経平均株価連動性比率推移表である。
~この表から見えるもの~
◆ダウ平均株価に新型コロナウイルスの影響がはっきり出てきたのは20年2月24日で、その流れを受けて2月25日の日経平均株価も前日比で大幅な下げとなった。
◆そのため、3月の連動性は52.3%と過去数カ月で最低となった。しかし今日朝方に終わった16日のダウ平均株価は+33ドル33セントと小幅な増加だったものの、日経平均株価は連動してプラスとなり、4月の13営業日の勝率は、7勝5敗1分けとなって勝率は57.7%に上昇している。
はたして、4月の勝率は大きくプラスに転じることになるのか。それとも負け越しに転じることになるのかは、4月後半の新型コロナウイルスの感染拡大次第といえそうだ。

▲クリックで拡大▲
▲クリックで拡大▲
▲クリックで拡大▲

 

 

【(株)データ・マックス顧問 浜崎裕治】

関連キーワード

関連記事