「コロナ禍に立ち向かう」~アビスパ福岡、オンライン交流ミーティング
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J2のアビスパ福岡は5月3〜5日、トップチーム選手およびアビスクール生(小学生)とのオンライン交流会を開催した。(1)午後3時~午後3時45分と(2)午後4時~午後4時45分の二部構成で開催(5日は午後3時~午後3時45分)したオンラインミーティングの参加選手は、
5月3日
(1)MF 増山 朝陽
(2)MF 福満 隆貴、DF エミル・サロモンソン
5月4日
(1)FW 石津 大介、フアンマ・デルガド、GK セランテス
(2)MF 鈴木 惇、DFドウグラス・グローリ
5月5日
FW 城後 寿、遠野 大弥加えてチームスタッフ(アビスクールコーチほか)、川森敬史代表が合流した。
各交流会には、アビスクール生の少女少年が多数参加。各選手が現在活動休止のなかで、日々どのような心境で過ごし、トレーニングに励んでいるかについて語るなど、選手の素顔や本音を知ることができた。その後、スクール生からの“鋭い”質問に答えるかたちで、活発なコミュニケーションがなされた。
スクール生と選手のマンツーマンのコミュニケーションの機会は、“そうそう”ない。この機会はスクール生にとって、貴重な時間となった。
オンライン上とはいうものの、スクール生は少し緊張気味で質問していた。それでも各選手は、質問した少女少年たちに常に笑顔で語りかけ、親切丁寧に、時にはジョークやユーモアをまじえながら、わかりやすく回答した。
選手たちも「苦しい自粛生活のなか、アビスクールの少女少年の皆さんと楽しい時間をともに過ごせたことに、心より感謝いたします。選手はスクール生の皆さんから元気をいただきました。これを励みにしてリーグ戦が再開した暁には、皆さんの前でハードワークし、アビスパの一員、そしてプロとして夢と感動、元気をお届けすることを約束します」と〝熱い決意“を表明していた。
今回のオンライン交流会を取材して、改めてアビスパ福岡の選手、そしてスタッフ全員が、クラブを支える仲間を心から大切にしていることがわかった。心から大切にしているのは、参加していたスクール生の少女少年が目を輝かせながら、一所懸命選手のコメントに耳を傾けていたことからもわかる。選手たちも少女少年たちからの質問に真摯な姿勢で回答していた。サッカーの試合時間の半分である45分間が“あっという間”で、充実した会となった。
今後についてクラブは、「5月4日(月)政府より、福岡県が緊急事態宣言“特定警戒都道府県”の対象区域として、5月31日(日)まで延長されたことを受け、新型コロナウイルス感染防止の対策に取り組みます。トップチームは、活動休止期間を延長いたします。自宅待機中は引き続き体調管理システムや映像配信システムを活用したトレーニングなどを実施し、選手のコンディション維持に努め、J2リーグ戦の再開に向けて万全の態勢を整えてまいります。全体トレーニングの再開日は、今後の政府発表などの状況に鑑みながら慎重に検討し、決定次第お知らせいたします。アカデミー、スクール活動も休止期間を延長するとともに、一部クラブスタッフの一時帰休を継続し、勤務を継続するスタッフは在宅勤務中心の業務形態とし、出勤者7割削減に向けて引き続き取り組みます」と表明した。
依然として自粛が継続されるなか、今回のトップ選手・スクール生との交流の場と同様に、サポーターやファンとの交流機会が創出されることを願う。なぜなら現在の難局を互いに励まし合いながら、コミュニケーションを図ることは大変意義深い。その意義深さを改めて理解できた交流会だった。
【河原 清明】
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