2024年11月22日( 金 )

<速報>【政界インサイダー情報】見限られた安倍一強政権 ~「安倍・トランプIR密約」の終焉

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 世界のユダヤ人ビジネスマンの筆頭、トランプ大統領の盟友ラスベガスSand'sのアデルソン氏は13日、日本のIRについての記者からの質問(世界的なコロナ拡散問題を主旨に)に対し、急転直下、日本から撤退するという「翻意発言」をした。
 表向きの理由として、「日本でのIR開発の枠組みでは、将来的に採算が合わない」(当初から指摘されていたIR実施法案のなかの10条問題)を挙げたが、これは、最初からわかったうえで日本進出する思惑だった。

 簡単に説明すると、日本におけるカジノライセンスの有効期限、すなわち、認可取得後10年、その後は5年ごとに更新されるというものでは、当初の建築開業までの期間( 5~6年)を含め、残りの4~5年で多額な投資額を回収できないと言っているのである。

 先週から、13日のこの発言までの間に、翻意を決断させる何か大きな“出来事”があったものと思われる。間違いなく、事前にトランプ大統領に了解を取ったうえでの公式な「意志発言」であり、独断の行動では絶対にない。
 なぜなら、ご承知の通り、具体的には3年前からの「安倍・トランプ」からスタートした案件であり、彼は現在も大統領の盟友であり、大口献金者であることに何ら変わりないからである。

 従って、各社の報道はほぼ"フェイクニュース"である。ある記者の報道では、記者自身、当初からこれを懸念していたなどとしていたが、「お粗末極まりない」。これは子どもが考えるような単純な“理由となりゆき”ではない!

 ラスベガス Sand'sのアデルソン氏と安倍首相との「起源」は、トランプ大統領ではなく、現ソフトバンクグループの総帥・孫正義氏である。孫氏がアデルソン氏所有のComdex(ラスベガスのコンピューター関連の展示会場などを有する会社、現在はソフトバンクグループの所有)という会社を当時約9億ドルで買収したことにはじまる(ラスベガスSand'sはこの資金で創業している)。

 その後、トランプ大統領が大統領選に勝利し、安倍首相が真っ先にトランプタワーで初会見したのは記憶に新しい。この会見の裏には、孫さんとアデルソン氏の存在がある!この関係は現在も続いていて一切変わっていない。

 筆者は、今回、この関係が崩れての、突然の「日本からの撤退発言」だと推測する。要は、現在の「安倍一強政権」が、米国アデルソン氏とトランプ大統領から見限られたことによる行動だと思われる!
 間違いなく、アデルソン氏は孫さんにも事前に相談して行動しており、菅官房長官の横浜も、小池都知事の東京有明、築地も無理だと判断しての決断である。 Sand'sは当初から1兆円超えの巨額な投資計画で東京都市圏のみしか一切興味がないのである!

 おそらく、本件について重要なアドバイスをしたのは"孫さん"だと推測する。数々の「忖度官邸官僚」と政治家による「コロナ問題の勘違い発言と国民の怒り」「検察官定年延長法案」問題で、この安倍一強政権の“終焉”を彼らが確信しての決断だろう。これで、トランプ大統領が推薦したCaeser's、Wynn.もすでに撤退、横浜IRは非常に難しくなりました。今後、“準推薦”の「大阪mgM」がどうなるかである。

 「ファーウェイ問題、覇権争い」の中華系にはまずチャンスがない。最初から地方都市を狙った、その他の中堅米国カジノ企業には大きなチャンスとなるが、これは今後の彼らの判断次第となるだろう。コロナ拡散問題の収束時期が間違いなくカギとなるはずである!
 すでに、お伝えしていた国への申請期日の延長問題は、これで確実に実行しないと難しくなってきた。当面は、コロナ拡散問題の収束に「一極集中」すべきである!

【青木 義彦】

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